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株式会社静科

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    2026-03-23

    屋内ブロアーの騒音対策~開口部に気密処理を施した5面体の防音カバーで約20dB低減

    こんにちは、ソリューション事業部の山田です。

    3月は年度末の企業が多く、静科では施工が多い時期です。私も神奈川県を出て、関東近郊や北陸に伺いました。さて本日は、その中から防音カバー設置事例を紹介します。

    屋内ブロアー騒音対策の概要

    本件は、工場内に設置されたブロアーから発生する機械音に対し、防音工事を実施した施工事例をご紹介いたします。

    対象となったのは屋内のブロアーで、稼働による騒音問題が発生しておりました。特に中音域の630Hzや800㎐が他より大きく出ており、作業環境への影響が懸念される状況でした。

    ブロワーの騒音が大きく業務に支障きたしているとご相談

    お客様からは、「ブロアーの騒音が大きく、作業中の会話や業務に支障が出ているため、騒音対策を行いたい」とのご相談をいただきました。

    また、設備の構造上、機器上部および側面に吸気・排気ダクトが設置されており、完全な防音室ではなく、設備に合わせた柔軟な対策が求められていました。

    問題解決のための提案内容・設計

    現地確認を行った結果、床面は既存設備との兼ね合いから固定が難しいため、床以外の5面体で囲う防音構造をご提案いたしました。

    さらに、吸気・排気ダクト部分については開口部をそのままにすると遮音性能が低下するため、現場に合わせて切り欠き加工を実施し、アルミ複合板と気密テープを用いて隙間を最小限に抑える設計といたしました。

    これにより、必要な通気性を確保しながら、効率的な消音効果を発揮できる構造としております。

    配管周りを気密テープで塞いだ様子
    比較用測定データ

    製品仕様・作業内容・施工スケジュール

    今回の防音対策では、「一人静タイプL( 厚さ42㎜)」を使用し、ブロアーを囲う形で設置いたしました。

    ・施工内容:5面体の防音囲い設置(床除く)
    ・加工内容:吸気/排気ダクト部の切り欠き加工
    ・気密処理:アルミ複合板+気密テープによる隙間処理
    ・施工人数:2名
    ・施工期間:1日
    ・設置作業時間:約2時間

    設置後には騒音測定を実施し、数値確認を行ったうえでお引き渡ししました。

    防音対策施工後に約20dBの騒音低減を実現

    本対策により、ブロアーから発生する騒音を大幅に低減することができました。施工前は約80dBであった騒音が、施工後には約60dBまで低減し、約20dBの騒音低減を実現しております。当初の目標であった15dB低減を上回る結果となり、作業環境の改善に大きく寄与いたしました。

    施工後、お客様からは「想定以上に音が下がり、非常に満足している」とのお言葉をいただきました。特に、作業中の会話がしやすくなった点について高く評価いただいており、現場環境の改善を実感いただけた結果となりましたが、今回の施工では、開口部の隙間処理が防音性能に大きく影響することを改めて実感いたしました。

    設置した防音カバー

    騒音測定から設計・施工・効果確認まで一貫して対応できる点が弊社の強み

    弊社では、単に防音壁や遮音材を設置するのではなく、機械設備の構造や設置環境に合わせたオーダーメイド設計を行っております。

    今回のように、ダクトや障害物がある場合でも、現地加工や気密処理を組み合わせることで、防音性能を最大限に引き出すご提案が可能です。また、騒音測定から設計、施工、効果確認まで一貫して対応できる点も強みの一つです。

    屋内のブロアーや産業機械、コンプレッサーなどの騒音問題でお困りの際は、現場状況に応じた最適な防音対策をご提案いたします。騒音測定やお見積もりも対応しておりますので、騒音相談WEBツール – 株式会社静科よりご相談ください。

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