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株式会社静科

Our Story私達の想い

騒音ゼロの世の中をつくる

株式会社静科が製造する薄型軽量防音パネル「一人静」の誕生秘話などが紹介された映像です。

「一人静」誕生秘話

弊社は初めから防音・吸音材のメーカーではありませんでした。『一人静シリーズ』開発前は、新幹線やヘリコプターの部材を製作していました。そのままでも事業は成り立っていましたが、ふと当時の開発者は考えました。

「何か人のためにできないか」と。

様々悩んだ末、工場の周りでは飛行機の離着陸音に悩んでいる人が多いと気づき、従来製品ではなかなかその問題を解決できていないことも知りました。

「厚くて重く、なかなか工場や機械に使えない、自宅で気軽に使えない」

そんな問題に挑み、今まで学んだ技術を活かしつつ、多くの時間と人々の協力を得て、全く新しい防音・吸音材、『一人静シリーズ』の開発に成功し、その後、防音・吸音材の製造・販売・施工に一本化し現在に至ります。

Corporate philosophy企業理念

Our Mission私たちの使命

人を守るために~静かさを科学する力で”世の為人の為”に尽くす

企業人である前に、良き社会人として”世の為人の為”に尽くすという信念の元、騒音に悩む方々の解決策に挑み、今まで培ってきた部材制作の技術を活かしつつ、多くの時間と人々のご協力を得て、全く新しい高機能防音・吸音材の開発に成功し現在に至ります。

騒音環境・被害に悩む多くの方々に、より快適な環境で過ごしていただくために、弊社製品の拡販に努めると共に、様々な環境に適応する製品開発に日々邁進して参ります。

行動指針・企業戦略

  • お客様第一

    お客様第一

  • 品質の高度化

    品質の高度化

  • 対応のスピード優先

    対応のスピード優先

  • 企画・創造力で前進

    企画・創造力で前進

法人・個人問わず、お客様への騒音対策を通して、快適な環境づくりのお手伝いをいたします。また、弊社の薄型軽量の製品機能を生かして、企業様の製品の静音化を進める事で、付加価値・競争力のある製品作りをサポートいたします。

また、弊社の騒音対策・製品作りのサポートは、国内向けのサービスにとどまらず、中国、韓国、アメリカ、EU諸国(アメリカ・中国・韓国にて特許取得済み)など、少数精鋭ながら諸外国にも展開しております。今後も防音・音響対策の中心的存在となるグローバルカンパニーを目指し、幅広く事業を展開していく所存です。

Our Vision私たちが目指すもの

人のために~緑豊かな環境や音環境への想い

地球環境と密な関係を持ちつつ、人の暮らしを良くしたい。一企業としての夢でもあります。社名「静科」に込めた意味、企業カラーの緑、そして商品名である『一人静』は高山植物の名前でもあり、自然への尊敬と感謝を忘れずに邁進したいと考えております。

今後は、植林活動などを通して人々の生活の身近な場所に緑豊かな環境を作っていきたいと考えております。

豊かな音環境への想い

葉の擦れる音、流れる水の音、鳥のさえずり。自然のなかで音が身体に滲み入るような音…。そんな音環境づくりができないものかと考え、当社の製品は音響空間へと活動の幅を拡げました。「本当の音を聴くために」というスローガンを抱え、アーティストやサウンドクリエイターとともに、奏でる音が身体に染み入るような音環境づくりを行って参ります。

音害の研究~Under 80db

静科では、騒音による健康被害を『音害』という言葉で定義しています。身の周りにあるたくさんの音が身体に大きな影響を与えていることはあまり知られていません。特に低周波騒音(100Hz以下の騒音) は身近にある機器から発生する場合もあり、ヒトに対してめまい・不眠・頭痛などを誘発する可能性も報告されています。

当社では名古屋大学と産学共同研究を進め、当社防音パネルが低周波騒音の低減に効果があることを確認いたしました。周辺環境の音害に困っている世界中の方々を救うべく、今後も研究を行って参ります。

薄さへの挑戦~500mm→35mm

工場である特定の場所で働く方は難聴になりやすく、厚生労働省の公表では3年間事務所で働く人に比べ、約50%の確率で難聴傾向にあるといわれています。

従業員の方々の日常生活に大きな影響を及ぼしているにも関わらず、多くの工場ではこれらの対策が行われていません。また、私たちの生活環境においても、生活音に関するトラブルも増えています。このような問題をを解決したい場合でも「費用が高いのでは?」「工事が必要では?」といった心配から、防音・騒音対策に踏み切れない場合もあるかもしれません。

一般的な防音工事では、コンクリートとグラスウールが使用される一方で、当社は、一般的な工事で行う500㎜厚の壁と同等の効果を得ることができる、『薄くて軽い』防音パネルの開発し、防音工事・施工のコストダウンの実現だけでなく、環境負荷の低い製品の生産に成功してきました。今後も皆さまの住環境や労働環境の改善に貢献できる製品づくりを目指して参ります。

Environmental Protection環境保全

  • 騒音低減
    騒音低減

    航空機・鉄道・工場機器・風力発電・ヒートポンプなどの、機器設備等から出る低周波音を含む騒音や、一般道路の交通騒音・ 高速道路の突発音など、弊社製品「一人静」 による防音対策によって、騒音被害改善に貢献しています。

  • CO2低減
    CO2低減

    弊社製品「一人静」 の優れた断熱機能は、CO2削減材としても有効であり、その省エネ効果は、国交省第998号告示値以上の効果があります。また、石油製品の使用比率については、市販の断熱パネル材が30%以上に対し、弊社製品は10%以下と、資源削減にも寄与します。

  • ホルムアルデヒドガス無害化

    弊社製品のフェノールフォーム構造体(特開2009-19487)の技術は、空気中に充満するガスを吸収無害化する分解機能を持ち、居住空間をクリーンに保ちます。

  • 調湿機能
    調湿機能

    「一人静」は調湿(呼吸作用) 機能があり、材料の長期安定性作用や、カビ・結露防止、漏電・腐食防止などの、居住性向上作用があり、 安心・安全にも結びつきます。

  • 不燃・ガス有害性対策
    不燃・ガス有害性対策

    「一人静」シリーズ(タイプA・D・L・Z)材は建築基準法第2条九号の不燃材に合格した安心・安全材であり、本パネルの発生ガス濃度は市販合板の1/10(CO2=1.37%、CO=0.04%)、O2濃度は18.9%と、人間が生存出来る安全範囲値を得ています。

  • 省エネ・地域影響対策

    弊社製品は、常温下(20±5℃)で生産でき、パネル生産装置は、電動プレス、切断機のみで、装置の作動時間が短く、自動化を必要としない高能率生産を実現した、省エネ生産技術を確立しています。さらには、騒音・臭気・埃で地域影響の問題のない生産技術となっています。

  • リサイクル対策

    「一人静シリーズ(タイプA・D・L・Z)」 は、アルミ材がパネル全重量の90%以上の構成であり、パネル廃棄時の資源回収率の高い製品です。ハニカム構造内にフォーム材を内蔵させる技術により、低密度のフォーム材の使用を可能とし、フォーム(石油製品)の使用を従来の30%以下に削減し、表面材に接着する接着剤(石油製品)使用量の少ない省資源生産技術(当社特許)を開発しました。

持続可能な開発目標への取り組み

私たちは、SGDs(持続可能な開発目標)の達成に貢献すべく、下記の項目に取り組んでおります。

ターゲット:4.4

2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。

ターゲット:8.3

働きがいのある人間らしい仕事を増やしたり、会社を始めたり、新しいことを始めたりすることを助ける政策をすすめる。特に、中小規模の会社の設立や成長を応援する

弊社の取り組み

スキルアップ・資格取得など向上心のある従業員への補助や研修を行っています。また、防音材の種類やデシベルなど、騒音・防音に関する専門的な知識や用語の勉強ができるカードゲームを開発中です。 本来は新入社員教育が目的ですが、将来的に子供たちが環境問題を学べる教育のツールになることも目指しております。

ターゲット:3.9

2030年までに、有害化学物質、並びに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。

弊社の取り組み

令和元年12月に総務省の公害等調整委員会事務局より報告されている、国内における騒音苦情件数は、15,665件(h30年度)と典型7公害では最多の件数となっています。 騒音は騒音規制法でも「国民の健康の保護に資することを目的とする」とある通り、健康被害は周知であり、 世界的には米国疾病予防管理センターより、騒音はストレスにより心疾患リスクを上げると発表され、2018年10月にはWHO欧州支部により、人々の健康を環境騒音から守るためのガイドラインも打ち出されています。

弊社の取り組みとしては、保有特許を活かした防音材・また新規開発製品でより多くの騒音問題を解決し、安心して暮らせる環境を提案していきます。

ターゲット:12.5

2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

弊社の取り組み

従来の吸音材は4年ほどで効果が薄れ交換が必要でした。弊社の製品(アルミ製品のみ)は、屋内外で10年間性能含む経年劣化がほぼ見られないため、リデュースの観点でも大きく貢献しています。 ただし、製品(アルミタイプのみ)をお客様のご希望のサイズにカットして販売する際に製品端材が発生し、一般廃棄物として処理することが少なからずあります。現在はこのような無駄をなくすため、端材を活用した製品開発を行い、リユースしていくことを研究中です。