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株式会社静科

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    配線カバーの仕様をリニューアル~ビスの大きさを変更し設置時のストレスを軽減

    みなさんどうもこんにちは。製造部の大澤です。

    私はよく友人たちとゲームをして遊ぶのですが、最近デッドバイデイライトというゲームを始めました。鬼ごっこのような内容で、追いかける側一人と逃げる側4人に分かれて捕まえる、脱出を目指すゲームです。発売から7年たつということで知名度も高いと思います。シンプルな内容かと思いきや意外と奥深く、またみんなでわいわい遊ぶことができるのでとてもおすすめです。ぜひチェックしてみてください。

    さて今回は、防音Bボックスや防音カバー製作時に使用する「配線カバー」の仕様見直しについてご紹介いたします。

    防音BOXの配線処理と音漏れの課題

    防音ボックスは、工場設備や実験機、産業機械などの騒音問題を軽減するために設置されることが多く、内部の機械から発生する機械音を外部へ漏れにくくする役割があります。その際、電源コードや制御ケーブルなどの配線をどのように外部へ取り出すかは、防音性能にも関わる重要なポイントになります。

    防音ボックスを導入する際、機械から出ている配線を通すために、パネルへ切り欠きを設けることは可能です。しかし単純な開口や切り欠きの場合、吸音面積が減少するだけでなく、開口部から音が外部へ漏れてしまう可能性が高くなります。

    このような問題を抑えるため、弊社では防音BOXに「配線カバー」を設けることがあります。配線カバーは、配線を通す開口部を覆いながら、内部で一度クランクさせる構造となっており、さらに内部には20mm厚のウレタン吸音材を挟み込んでいます。内部奥行きは34mm確保しており、単純な開口と比較して音の直進を抑え、防音効果の低下をできる限り抑えることが可能です。主にボックスの側面下部に設置することが多く、床付近から取り回される電源ケーブルや制御配線にも対応しやすい仕様となっています。

    発電機操作用の開口部分と配線カバー

    配線カバー仕様見直しの背景

    これまでの配線カバーは、固定用ビスとしてM3サイズを使用していました。しかし実際に製作や取付を行う中で、いくつかの課題が見えてきました。

    まず、M3ビスはサイズが小さいため、小型に対応したドライバーを別途準備する必要がありました。また、専用のビス穴も余裕がなく、ドライバーでの作業時にビスが小さいことで工具が掛かりにくいことも相まって、作業性があまり良くないと感じる場面もありました。

    さらに、防音BOXのメンテナンス時やお客様による取り外しの際に、ビスを紛失してしまうケースも実際に発生していました。こうした点を踏まえ、今回の仕様見直しではビスサイズをM3からM5へ、穴サイズも変更することにしました。変更により、取付作業のストレス軽減やメンテナンス性の向上がされ、ビス本数は従来と変わらないため、構造自体は大きく変えず、作業性を改善する形となります。

    従来の配線カバー
    試作の新型配線カバー

    小さな改善が使いやすさにつながる

    防音ボックスは、コンプレッサーやモーター、電子機器などの騒音対策として設置されることが多く、設備環境によって配線の取り回しもさまざまです。配線カバーは一見すると小さな部品ですが、防音性能を維持しながら配線を処理するための重要な役割を担っています。

    今回の仕様変更は、大きな構造変更ではありませんが、現場での作業性やお客様のメンテナンス性を考えた改善の一つです。こうした細かな見直しを積み重ねることで、より使いやすい防音設備につながると考えています。

    今回は、防音BOXの配線カバー仕様見直しについてご紹介いたしました。弊社では設備の騒音対策から事務所の音環境改善まで、状況に応じた防音対策をご提案しております。些細なご相談からでも現場確認や騒音測定を行わせていただきますので、音に関するお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。。騒音相談WEBツールよりお問い合わせいただければ幸いです。