「変わった形状」への防音対策事例3種~弊社のパネルは機械の形状・構造に合わせてオーダーメイトが可能
こんにちは。ソリューション事業部の山田です。
今回の記事では、最近対応させていただいた「変わった形状」への防音対策事例についてご紹介いたします。工場や事務所、住宅に隣接する設備などでは、既製品の防音壁では対応が難しいケースも少なくありません。そのような現場において、どのような提案を行ったのかお伝えいたします。
特殊な形状を提案した製作事例
今回ご相談いただいたのは、いずれも工場内の産業機械や搬送設備から発生する機械音への対策でした。発生源はベルトコンベアや加工機周辺設備で、反響音や低周波を含む騒音問題が課題となっておりました。
敷地境界や作業者様への影響を考慮しながら、形状に合わせた防音工事をご提案させていただきました。
① グレーチングへの防音パネル取付
お客様のお悩み
作業場所の床面がグレーチング構造となっており、階下の作業音が直接届く状況でした。階下の設備には防音カバーの設置が難しく、騒音対策方法の検討をご相談をいただきました。
提案内容:グレーチングの形状に合わせたパネル設計
グレーチングの強度と荷重条件を確認した上で、1枚ずつグレーチングの形状に合わせたパネルを設計し、金具で固定する仕様を提案しました。
パネルをグレーチングの下に固定する為、作業者は今まで通りグレーチングの上を歩けるので、音が低減する以外は、変わらないように感じてもらえる構造としました。

②鉄板取付による自動開閉式防音扉
お客様のお悩み
2階部分からクレーンで1階に設備を入れる為、大きな開口部がある工場にて、設備稼働時に開口部から大きな音が抜けてくるため、騒音対策がしたいとご相談をいただきました。
ご提案内容:設備の出し入れように自動化機構を導入
設備の出し入れがある為、固定式では対策が出来ず、自動化を検討しました。自動化の機構は、協力いただく会社が別におりますが、対応した防音パネルなら加工が可能です。
パネルには「一人静 タイプL薄型」を採用し、騒音値の高い機械音にも対応しております。厚さ42mm、重量約11kg/㎡でありながら、遮音性能を強化しております。
③コの字型可動式・三段重ね仕様
お客様のお悩み
ベルトコンベア周囲の騒音対策を行いたいものの、通路スペースが限られており、常設型の防音壁では動線を圧迫してしまうという課題がございました。
ご提案内容:三面コの字型のレール機構による可動式仕様を採用
側面2枚と天面1枚をベルト周囲に立て、三面コの字型で囲う防音構造とし、下部にキャスターを設置。さらに側面にレール機構を設け、三段重ね収納が可能な可動式仕様をご提案いたしました。
使用パネルは「一人静 タイプA」をベースに設計。1枚あたりの軽量性を活かし、作業者様1名で移動可能な設計としております。
今回の事例から学んだこと
今回のような特殊形状案件では、既製品の販売だけでは十分な対策とはなりません。現場状況を正確に把握し、騒音測定や構造確認を行いながら設計することの重要性を改めて実感いたしました。
防音壁や吸音パネルは「設置できるかどうか」ではなく、「どうすれば設置できるか」を考えることが大切であると感じております。
自社製品「一人静シリーズ」の強み
弊社では、自社製品「一人静シリーズ」を活用しながら、特注架台や可動機構の設計まで一貫して対応しております。吸音と遮音を組み合わせた特許構造により、低周波から高周波まで幅広い音域に対応可能です。
薄型軽量でありながら高い面荷重性能と不燃認定を取得しているため、安全性と実用性を両立しております。

お問い合わせのご案内
今回は、特殊形状への防音パネル設置事例についてご紹介いたしました。工場や産業機械、コンプレッサー、ベルトコンベアなどの騒音問題は、形状や運用方法によって最適な対策が異なります。
現場の状況に応じて、防音工事の設計や製品選定をご提案させていただきます。騒音測定やお見積もりのご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
騒音相談WEBツールよりお問い合わせをお待ちしております。