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株式会社静科

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    2026-07-22

    工場騒音対策で見落とされる「設備の経年劣化」に関する3つのポイント~以前より音が大きくなったと感じたら確認したいこと~

    皆様こんにちは、製造部の大澤です。

    「以前より設備の音が大きくなった気がする」
    「最近になって近隣から騒音の指摘を受けるようになった」

    このようなご相談をいただくことがあります。

    設備の騒音が気になり始めると、防音パネルや防音壁などの設置を検討される方も多いですが、設備そのものの状態が原因となっているケースも少なくありません。

    設備は長年使用することで少しずつ劣化し、運転音や振動が大きくなることがあります。

    今回は、防音対策を検討する前に確認しておきたい、設備の経年劣化に関する3つのポイントをご紹介します。

    ① ベアリングの摩耗

    モーターや送風機、ポンプなどの回転機械では、ベアリングが回転軸を支える重要な役割を担っています。

    ベアリングが摩耗すると、次のような変化が現れることがあります。

    ・「ゴー」という低い音が大きくなる
    ・「ガラガラ」「ゴロゴロ」といった異音が発生する
    ・運転中の振動が増える

    ベアリングの摩耗が進むと、設備のフレームや周囲の部材まで振動し、騒音がさらに大きくなる場合もあります。

    定期点検や部品交換によって改善する可能性があるため、以前とは異なる音が聞こえ始めた場合は、設備の状態を確認しておくと原因を整理しやすくなります。

    ② ボルトや部品の緩み

    工場設備は、運転中に継続して振動しています。

    長期間使用していると、ボルトやカバー、配管の固定部などが少しずつ緩み、設備本体とは別の騒音が発生することがあります。

    例えば、次のようなケースです。

    ・外装カバーが振動して音を発生させる
    ・配管やダクトが周囲の部材に接触する
    ・金属部品同士が当たり、異音が発生する
    ・緩んだ部材が特定の回転数で共振する

    設備本体の運転音は変わっていなくても、周辺部品の緩みによって、全体の騒音が大きく聞こえることがあります。

    固定部の確認や増し締めによって改善する場合もあるため、防音パネルで囲う前に、設備周辺を含めて確認しておくことも一つの方法です。

    ③ ファンや羽根車の汚れ・変形

    送風機や排風機では、ファンや羽根車の状態が騒音や振動に影響します。

    工場内で長期間使用していると、粉じんや油分などが羽根に付着し、回転時のバランスが崩れることがあります。

    また、羽根の一部が変形している場合も、回転するたびに振動が発生しやすくなります。

    ・羽根に粉じんや油分が付着している
    ・羽根の一部が摩耗または変形している
    ・羽根車の回転バランスが崩れている
    ・吸気口やフィルターが詰まっている

    このような状態では、風切り音や振動音が以前より大きくなることがあります。

    設備の清掃や点検を行うことで騒音が改善するケースも見られるため、音の変化だけでなく、風量や振動の変化も併せて確認しておくと原因を見つけやすくなります。

    設備に異常がない場合は防音対策を検討

    設備を点検しても異常が見つからない場合や、設備の運転上どうしても騒音が発生する場合は、防音対策によって周囲への影響を抑えられることがあります。

    例えば、次のような方法が考えられます。

    ・防音パネルで音の伝わる方向を遮る
    ・防音カバーで設備の周囲を囲う
    ・敷地境界付近に防音壁を設置する
    ・吸気口や排気口に消音対策を加える

    ただし、設備から熱が発生する場合は、完全に囲うことで内部に熱がこもる可能性があります。

    また、配管やケーブルを通すための開口部、点検扉、吸排気口などから音が漏れることもあります。

    設備の音の大きさや周波数だけでなく、放熱、換気、メンテナンス性なども含めて構造を検討することで、設備を使用しながら騒音を抑えやすくなります。

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    まとめ

    以前より設備の音が大きくなったと感じた場合は、防音パネルを設置する前に、設備の状態を確認しておくことで原因が見つかることがあります。

    特に確認したいポイントは、次の3つです。

    ・ベアリングの摩耗
    ・ボルトや周辺部品の緩み
    ・ファンや羽根車の汚れ、変形

    設備側の整備によって改善するケースもあれば、正常な運転音そのものが周囲の騒音問題につながっているケースもあります。

    設備に異常がなく、運転上発生する騒音を抑えたい場合は、防音パネルや防音壁、防音カバーなどを組み合わせることで、周囲への影響を軽減できる可能性があります。

    騒音問題にお悩みの際は、下記よりお気軽にご連絡ください。現場の状況や設備の種類、設置条件に応じて、防音工事の設計や防音パネルの選定をご提案いたします。設備の放熱や点検作業にも配慮しながら、現場に合わせた騒音対策を検討いたしますので、ぜひご相談ください。顧客満足度の高い弊社の騒音対策に、ぜひご期待ください。

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