やきばめ装置の騒音対策〜作業環境・安全性・メンテナンス性を考慮した観察窓付きの防音パネルを製作
皆さん、こんにちは。製造部のヅアンです。
最近は毎日とても暑いですね。朝から気温が高く、外に出るだけで汗をかいてしまいます。急に雨が降る日もあるので、折りたたみ傘を持ち歩くようにしています。暑い日が続きますが、水分補給をしっかり行い、体調管理には十分気をつけたいですね。
さて、今回は工場で使用される「やきばめ装置用防音パネル」についてご紹介したいと思います。
やきばめ装置と防音パネルとは?
やきばめ装置は、自動車部品をはじめとするさまざまな製品の製造現場で使用される設備の一つです。用途や製品によって装置の構造は異なりますが、運転時には機械の駆動音や搬送装置、排気設備などから騒音が発生することがあります。
工場では複数の設備が同時に稼働することが多く、それぞれの騒音が重なることで、作業者同士の会話が聞き取りにくくなったり、作業環境へ影響を及ぼしたりする場合があります。そのため、騒音を低減し、快適で安全な作業環境を整えることが重要です。そこで活躍するのが防音パネルです。
防音パネルづくりは、お客様との打ち合わせから
今回ご紹介する案件は、愛知県に拠点を置く自動車部品メーカー様より、やきばめ装置用防音パネル製作のご依頼をいただいた事例です。
製作にあたっては、まずお客様とパネルの寸法や仕様について綿密な打ち合わせを行いました。仕様が決定した後、お客様より設備図面をご提供いただき、その図面をもとに防音パネルの設計を進めました。
また、設計内容に合わせて弊社で板金を手配し、製作に向けた準備を進めました。図面や板金仕様を事前に十分確認することで、製作時のトラブルを防ぎ、スムーズな組立につなげることができます。
観察窓を設ける理由
やきばめ装置用の防音パネルには、設備内部の様子を確認できるよう観察窓を設けています。設備の稼働状況やワークの搬送状態などを外部から確認できるため、防音パネルを取り外すことなく、日常の確認作業を行うことができます。
また、観察窓を設けることで、防音性能を維持したまま設備内部を確認できるため、作業性や安全性の向上にもつながります。さらに、窓枠はパネルにしっかりと固定されており、防音性能を維持しながら耐久性にも配慮した構造となっています。
防音パネル仕様
今回製作したやきばめ装置用防音パネルの主な仕様は以下のとおりです。
- 防音材:「一人静 タイプA」
- パネル数量:約10枚
- 板金:羽取付・取付穴加工済
- PET板 (ペテック)透明色
- 製作期間:約3週間
今回の防音パネルには、弊社の「一人静タイプA」を採用しました。
用途や設置環境に合わせて仕様を決定し、加工済みの板金を使用することで、スムーズに組立作業を進めることができました。
メンテナンス性を考慮した防音パネル設計
やきばめ装置は定期的な点検やメンテナンスが必要となるため、防音性能だけではなく、作業性にも配慮した設計が重要です。
今回の防音パネルでは、必要に応じてパネルを取り外せる構造を採用し、設備メンテナンス時の作業性を確保しています。
防音対策は、単に音を遮るだけではなく、設備を長期間安定して稼働させるための環境づくりも重要です。
作業性と防音性能の両立を図ることで、現場で使いやすく、効果的な防音設備を実現しています。
完成した観察窓付き防音パネル
こちらが今回製作した観察窓付き防音パネルです。

パネル中央には観察窓を設けており、設備を停止したり防音パネルを取り外したりすることなく、装置内部の様子を確認できる構造となっています。また、観察窓はアルミフレームでしっかりと固定されており、防音性能を維持しながら耐久性にも配慮しています。周囲の板金には羽取付や取付穴加工を施しているため、現地での組立作業もスムーズに行うことができます。
このように、弊社では防音性能だけでなく、作業性や品質にもこだわりながら、一つひとつ丁寧に防音パネルを製作しています。
今回は、やきばめ装置防音パネルをご紹介させていただきました。弊社では、標準仕様に限らず、お客様の現場環境やご希望に応じたカスタマイズ対応も行っております。防音・防振でお困りの際は、ぜひ、騒音相談WEBツールよりお気軽にご相談ください。