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株式会社静科

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    屋外ブロワの騒音を15dB低減!T字型枠材で脱着性を高めた防音カバー施工事例

    皆様こんにちは。製造部の大澤です。最近は急に冷え込む日が増え、バイクに乗る際の装備もすっかり冬仕様になりました。それに伴い、長年愛用してきた防水機能の失われたアウターを買い替えようと思っています。ただ、何を買おうか悩んでいるうちに昨年はそのまま越冬してしまったので、今年こそはサクッと決めたいところです。

    さて、今回は、前回に引き続き「屋外ブロワ向け防音カバー」の施工事例をご紹介いたします。

    前回記事:屋外ブロワの騒音対策~鉄骨と干渉する部分を工夫しパネルの分割数を減らした防音カバーを製作

    屋外ブロワ向け防音カバー概要

    屋外ブロワ向け防音カバー
    • 一人静タイプL(t70mm)使用 面体防音カバー
    • 外寸:幅1,332mm×奥行1,225mm×高さ2,000mm
    • 内寸:幅1,180mm×奥行1,149mm×高さ1,924mm
    • 正面・左側面にメンテナンス用脱着パネルを設置
    • 左側面脱着に合わせ、天板角枠をT字型枠材に変更
    • アンカー固定仕様

    左側面パネルの工夫~天板との結合部にT字型枠材を採用

    防音カバー左側面

    今回は、左側面パネルを上部まで取り外せる仕様にしたかったため、脱着作業が容易になるよう、天板との結合部を従来の角繋ぎ枠材からT字型枠材に変更しました。角繋ぎ枠材でも取り外しは可能ですが、T字型枠材を用いることでよりスムーズに脱着できるようになります。

    設置効果については、設置前騒音値90dBに対し、設置後は75dBと15dBの低減を達成。お客様にも大変ご満足いただけました。

    防音カバー製作に使用する枠材の種類について

    せっかくなので、防音カバー製作時に使用している主な3種類の枠材について簡単にご紹介します。いずれもアルミ材です。

    枠材一覧
    枠材の種類主な用途説明
    角繋ぎ枠材パネル同士を直角に結合したい場合主に4隅の接合部や側面パネルと天面パネルの結合部に使用します。(画像左)
    T字型枠材直角・並列いずれの結合にも対応主に脱着パネルの羽として使用。H型枠材の代わりに使うことで脱着仕様にできます。(画像中央)
    H型枠材パネル同士を並列に結合したい場合パネル定尺を超えるサイズの防音カバーを組む際に、連結用として使用します。(画像右)

    現場状況や騒音対象物に応じてご提案いたします

    今回は屋外ブロワ向け防音カバーのご紹介に加え、普段使用している枠材についてもご紹介しました。
    防音対策を検討される際、「どのような仕様が最適か分からない」という場合でも、弊社では現場状況や騒音対象物に応じた最適なご提案をいたします。

    お客様からのご要望やアイデアが新たな実績につながることも多くございます。騒音対策や防音工事などでお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。