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株式会社静科

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    屋外ブロワの騒音対策~鉄骨と干渉する部分を工夫しパネルの分割数を減らした防音カバーを製作

    皆様こんにちは。製造部の大澤です。先日、劇場版「チェンソーマン レぜ編」を観に行ってきました。結論から言うと見に行って良かったです。元々マンガで読んでいたので内容を知っているという事もあり、ストーリーに関しての驚きはありませんでしたが、後半の戦闘描写の迫力に度肝を抜かれました。マンガで読んでいた時は笹っとページをめくっていた一コマ一コマが壮大に描かれていて映像にするとこんなに迫力のあるシーンだったんだと驚愕の連続でした。おススメです。

    さて、今回ご紹介するのは「屋外ブロワ用防音カバー」です。

    本案件は、敷地境界線での騒音レベルを落とすために何かできないかという、お客様のお問い合わせより、まず、早急にできる対策として、工場外、敷地境界線に近いところに設置されている、ブロワの騒音値を下げることで、騒音規制をクリアするための、防音カバーを製作いたしました。

    ブロワ用防音カバー概要

    ブロワ用防音カバー
    • 一人静タイプL(t70mm)使用 床、背面なしの4面体防音カバー
    • 外寸:幅1,660mm×奥行2,050mm×高さ1,800mm
    • 内寸:幅1,508mm×奥行1,974mm×高さ1,724mm
    • 正面、側面にメンテナンス用脱着パネル取り付け
    • Lアングルを用いて地面とアンカー固定
    ブロワ用防音カバー内側

    設計時に工夫したポイント

    今回設計するにあたって工夫したポイントは、写真に写っている両側面に2か所ずつある切欠きです。対象のブロワーは鉄骨で覆われており、メンテナンス性を加味しながら防音カバーを設置する場合、どうしても部分的に鉄骨が干渉してしまう位置関係にありました。そこで、正面パネルを鉄骨のすぐ外側に来るようにし、側面パネルに切り欠きを設け、後ろ側から差し込むような形状にすることで、パネルの分割数を減らすことが出来ました。

    ブロワ単体に関しては、設置前騒音値84dBから設置後騒音値70dBとなり、およそ14dBの騒音低減に成功しましたが、敷地境界線の騒音規制には達することができませんでしたので、お客様と今後の対策について協議していきます。

    終わりに

    いかがでしたでしょうか。今回は、屋外ブロワ用防音カバーのご紹介となりました。防音対策導入にあたり、仕様についてお悩みの場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて様々ご提案をいたします。具体的でなく些細なご相談でも全く問題ございません。騒音対策や防音工事等のご相談は、お気軽にお問い合わせください。