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株式会社静科

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    鋼材加工機の騒音対策@静岡県~「一人静 タイプA」で製作した5面体防音カバーにて約20dbの低減に成功

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    最近、資格試験の本番がありました。ある程度準備には自信があったのですが、やはり直前になると緊張していたようで、普段より早く目が覚めてしまったり、忘れ物がないか何度も確認したりしていました。実際に試験が終わった後は、わからない部分はあったものの、勉強した成果は出し切れたと思うので、すっきりとした気持ちでいつも以上によく眠ることができました。

    余談はここまでにして。今回は「鋼材加工機の稼働騒音に対する防音カバー対応事例」についてご紹介したいと思います。

    鋼材加工機の稼働騒音に対するご相談の背景

    今回ご相談をいただいたのは、静岡県内の工場様です。製造ラインで鋼材の研磨工程を担う機器を稼働されており、加工時に発生する音が工場内の騒音測定機器上で85dBを超え、社内規定により騒音対策が必要になったことから、対策方法を調べるなかで弊社をお知りいただき、ご相談をいただきました。

    ご相談時にはまず、弊社独自の「ヒアリングシート」をお渡しし、お客様がすぐに把握できる範囲の寸法や周辺環境をご記入いただきました。その内容をもとにおおよその対策方針を検討し、概算のお見積りを提出。お見積り内容からある程度のイメージを持っていただけたことで、「実際に現場を確認したうえで、詳細な対策を検討してほしい」とのお声がけをいただき、現地確認へと進みました。

    現場では、機械周囲の詳細な採寸に加え、作業員の方のメンテナンス性に関するご要望、安全性の必要条件などを丁寧にヒアリング。あわせて貸出パネルを用いて、簡易的に囲った場合の効果測定も行わせていただきました。事前に効果を実際にご確認いただけたことで、納品後のイメージとのギャップが少なく、スムーズにお話を進められたように思います。

    現地調査で見えてきた騒音の特性とカバー選定

    騒音測定の結果、中音域から高音域にかけてが主な騒音源であり、機械近傍では100dB前後を計測。一方、工場内の測定機器がある位置では85dB以下に収める必要があるとのご要望でした。貸出パネル「一人静 タイプA」で試したところ、機械周囲で90dB、測定機器の位置では78〜79dBまで低減できたことから、同シリーズを選定いたしました。

    また、機器の搬出口付近では研磨作業に伴う手作業が発生するため、できる限り容易にアクセスできる仕様が求められました。そこで、扉の開閉をスムーズにしつつ、ソフトクローズ機能とフリーストップ機能を備えたダンパーステーを採用し、作業性と安全性の両立を図っています。さらに、周囲の設置箇所には最大5cm程度の高低差があったため、カバー下部にアジャスターを取り付けることで、現場の床面の凹凸にも対応できる仕様といたしました。

    防音カバーの仕様と設計上の工夫

    今回製作した防音カバーの仕様は以下のとおりです。

    • 防音カバー仕様:一人静 タイプA(枠材組み立て)
    • サイズ:500 x 900 x H800mm
    • 台数:1台
    • 副部材:ステー仕様開閉扉
    • 製作期間:2週間

    今回製作した防音カバーは1台、外形寸法は幅500×奥行900×高さ800mm、ご相談から納品までは約3ヶ月、うち製作期間は約2週間でした。設計上のポイントは、現地調査で得た採寸データをもとに、設置時にぎりぎりのサイズにならないよう余裕を持たせつつ、扉の設置箇所についても、設置前の作業性をできる限り損なわない仕様にまとめたことです。

    本案件はサイズがコンパクトで形状もシンプルだったため、弊社工場内で仮組みと検品を行い、問題がないことを確認したうえで出荷し、設置はお客様側で行っていただきました。実際に設置いただいた際には、

    「性能は効果測定時に実感していたので心配はしていなかったが、設計や部材の選定をしっかり行っていただけて助かりました」

    というお声をメールにていただいております。

    今回、施工後の騒音測定は実施しておりませんが、お客様工場の騒音測定機器の数値上は80dB前後で推移しており、問題なく研磨ラインを稼働できているとのことです。

    ハンドル付きの扉パネル
    ソフトクローズ機能とフリーストップ機能を備えたダンパーステー

    まとめ:柔軟な防音設計で現場の「音」課題を解決

    今回は「鋼材加工機の稼働騒音に対する防音カバー対応事例」をご紹介させていただきました。

    弊社では、現地調査・測定・設計・製作・施工まで一貫して対応しております。今回のように、貸出パネルによる効果測定を交えながら仕様を検討することで、導入後のギャップを最小限に抑えたご提案が可能です。工場内の機械騒音でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。「騒音相談WEBツール」よりお問い合わせいただければ幸いです。