衝撃試験機の騒音対策 ~扉部にクローザを取り付け作業の安全性と効率に配慮した5面体防音室を製作
皆さん、こんにちは。製造部のヅアンです。
先週、本厚木駅近くの韓国料理店に立ち寄りました。お店の雰囲気がよく、料理も本格的で、キムチやナムルがたくさん小皿で出てきて、まるで韓国にいるかのような気分を味わえました。次は友達も誘ってまた行きたいと思います。 さて、今回は「衝撃試験機対策用防音室」についてご紹介したいと思います。
衝撃試験機とは?
衝撃試験機は、製品や部材に衝撃を与えて、どの程度の強さ・耐久性があるかを測定するための装置です。 落下や打撃などを再現し、部品や素材の壊れやすさや安全性を評価する際に用いられます。 この装置は試験中に大きな音や振動を発生させるため、防音対策が求められることも多く、作業環境や周囲への影響を軽減する目的で防音室が活躍します。
「一人静タイプL」を使用した5面体防音室の製作
今回、防音室に使用したのは、弊社の「一人静タイプL」パネルです。この製品は、弊社の代表製品である「一人静タイプA」の厚みを増し、石膏ボードを追加した仕様で、より重量が増えて振動しにくく、低音に強い特長があります。
防音室仕様
- 「一人静タイプL」(t70mm) を使用 床無し5面体防音室
- 外寸:1407mmx1257mm H 2028mm 内寸:1267mmx1958mm
- 天板パネル: LEDライト、配線カバー取付、取手付け
- 左面: 配線ダクト用開口
- 正面: 扉加工(窓付き) 下部隙間遮音シート塞ぎ
- 製作期間: 2週間
防音室は5面体の床なし「一人静タイプL」で、配線用の開口や室内LED、窓、そして今回特にお客様のご要望により扉部にドアクローザを取り付けました。
扉部にドアクローザを追加 ~ お客様のご要望に応じたカスタマイズ対応
お客様のご希望により、扉にドアクローザを設置しました。これにより扉が自然にゆっくり閉まるため、閉め忘れや急な開閉による事故を防止できます。
衝撃試験機のような騒音が大きい機械を囲う防音室では、扉が開けっ放しだと防音効果が十分に発揮できません。ドアクローザによって扉が自動的に閉まることで、防音性能を維持しながら、作業の安全性と効率も向上します。

今回は、衝撃試験機対策用防音室のご紹介させていただきました。弊社では標準仕様だけでなく、お客様の現場環境やニーズに合わせて柔軟にカスタマイズ対応しております。今後も現場の声を大切にした製品づくりに努めてまいります。 防音や防振でお悩みの際は、お気軽に騒音相談WEBツールよりご相談ください。