弊社第2工場の運用開始〜効率化と品質向上を目指して〜
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
お盆休みは特別な予定もなく、ほとんど家でゆっくりと過ごしました。家族に連絡をした際には「実家に帰ってくるの?」と勘違いされる場面もあり、1年に帰省する回数も少ない為、これからは帰省の回数を少し増やした方が良いのかもと感じました。
余談はここまでにして、本記事では、本社近くにて新しく、第2工場の運用を開始しましたのでご紹介させて頂きます。
第2工場の運用がスタートしました
この度、私たちの製造体制が新たに強化されました。第1工場から徒歩1分もかからない場所に「第2工場」を開設し、運用を始めております。これまでは、第1工場にて防音パネルやパネル材を使った製品の製造・加工を行ってまいりましたが、従業員の増加や案件の多様化により、どうしても作業スペースが足りなくなってきていました。
そんな折、近隣の貸し工場が空いたことをきっかけに、第2工場を新たに借り受けることとなりました。近い距離にあるため、人や部材の行き来もスムーズで、これからの効率的なモノづくりに大きな力を発揮してくれる場所になりそうです。
第2工場を運用開始した理由と主な特徴
第2工場を準備することになった理由は、大きく二つあります。
ひとつは、従業員が増えたことで同時に進める案件も多くなり、第1工場だけでは余裕をもって対応できなくなってきたことです。もうひとつは、今後さらに案件や人員が増えることを見越し、早めに体制を整えておきたいと考えたからです。
新しい工場は、第1工場の加工スペースと比べて約4倍の広さがあります。そのため、大型の防音室や防音壁といった案件の組み立ても、ゆとりを持って行えるようになりました。広々とした空間を活かし、これまで難しかった中型から大型の案件にもしっかり対応できるようになっています。
役割分担の明確化と新しい取り組みの実現
工場が二か所になったことで、それぞれの役割分担もはっきりしました。第1工場ではこれまで通り大型機械を使った部材加工や防音パネルの在庫づくり、小型案件の組み立てを担当します。対して第2工場は広さを活かして、中型から大型案件を中心に組み立てを進めています。
さらに第2工場は、機械稼働がないことによって粉塵の少ない環境であることから、音響機器関連の精密製品の製作にも適しています。音に関わる製品をより良い環境で作れることは、品質面でも大きな強みになります。
工場のスペースの広さが生んだメリット
第2工場を活用することで、作業効率にも既に嬉しい変化が出ています。例えば棚卸しの時間は、これまで2時間30分かかっていたものが、整理整頓の効果で2時間程度に短縮されました。今後はさらに効率が高まり、作業時間がもっと短くなることも期待できます。
また、大型案件への対応もこれまで以上に安心して進められるようになりました。以前は工場内に十分なスペースがなかったため、現場に搬入して初めて組み立てを行うことも多く、思わぬ加工のズレや加工忘れが起きる心配がありました。今では工場内で仮組みを行えるため、事前に確認と修正を済ませてから納品できます。これにより、現場での施工がスムーズになり、納期や品質の安定にもつながっています。

柔軟な防音設計で現場の「音」の課題を解決
このように、第2工場の運用開始は、当社の製造体制を大きく前進させました。広いスペースを活かした大型案件対応や効率的な倉庫管理、さらに音響製品の品質向上につながる環境整備など、多くの成果が現れています。
当社は「現地調査・音響測定・設計・製作・施工」まで一貫して対応し、工場やオフィス、工事現場など、多様な現場に合わせた防音対策をご提案いたします。防音壁や防音ボックスなど、目的や環境に応じた施工方法をご提案可能です。現場確認や音響測定を行い、最適なご提案をいたしますので、ぜひお気軽に騒音相談WEBツールよりお問い合わせください。