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発電機の熱対策~空気の循環を作ることで対応

製造部Iです。

いよいよ平成も残すところわずかとなりました。新元号を迎えるまでに何かやり残したことはないかと考えていましたが、特に大きなことは思いつかず、とりあえず部屋の大掃除と断捨離をしようと思っております。

さて、今回は今月初旬頃にご紹介した「一般住宅向け発電機の防音対策」につきまして、補足事項がございますので追記させて頂きたいと思います。

発電機の排熱問題

上述のリンク先で詳しくご覧になれますが、今月の頭頃に発電機用の防音ボックスの設置を行ってきました。

発電機はその仕組上、どうしても排熱の問題を避けることができません。密閉状態にすると発電機による熱はこもり、箱内部の温度は自然と上昇していきます。温度は上昇し続け、温度の許容限界を越えると機械自体がストップしてしまう可能性が高まります。したがって、発電機やモーター、コンプレッサーのように熱を発する機械を箱型に覆う場合、何かしらの熱対策を施す必要性があります。

開口部・ファンを増設し、空気の循環を作ることで対応

当初の設計時は防音ボックスの前面と背面に合わせて3個の吸気・排気ファンを付けることで熱対策を行う予定でしたが、実際に発電機を起動したところ、想像以上の排熱・発熱が発生することが判明致しました。そこで、今度はボックスの天板部分にも追加で排気ファンを取り付け、合計6個の吸気・排気ファンで対応致しました。

その結果、空気の循環を生み出すことが可能となったため、より効率よく換気ができるような構造に仕上げることができました。暖かい空気はより上方向にたまっていく性質があるため、天板に排気ファンを付けたことがこのような結果を得られた大きな要因だと考えられます。

開口部を増やすことは、熱ごもりと音漏れとのトレードオフに繋がりますが、ファンカバー(サイレンサー)を取り付けることによって音の逃げも最小限に食い止めつつ熱を逃がすことに成功したと言えます。

より高度な熱問題には「一人静タイプD」で対応可能

今回は騒音源の周波数帯域の関係から、低周波向けパネル「一人静タイプL」を使ってボックスを制作致しましたが、より深刻な熱ごもり問題が発生する場合には、放熱性能を兼ね備えた「一人静タイプD」によって対応が可能です。タイプDはパネル内部のハニカム構造部分にアルミ素材を使用しているため、熱が伝わりやすく、より放熱に特化した防音パネルとなります。タイプDに関する施工事例は過去にたくさんありますので、合わせてご覧になってみてください。
過去記事へのリンク