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防音・騒音対策にまつわる用語集③

2018-09-27 ブログ

製造部②号です。

さて、今回も前回に引き続き、騒音対策や音に関係する用語の解説を行っていきたいと思います。

●固体伝搬音
床や壁、天井などの固形物を振動や衝撃が伝わることで聞こえる音です。固体は気体や液体よりも密度が高いため、音が伝わりやすいです。固体伝搬音を防ぐ為に一般的に防振ゴムなどが使われますが、空気伝搬に比べ対処が難しく、完璧な防音は難しいと言われています。

●空気伝播音
空気中を伝わって耳に届く音のことです。音源からの距離が離れるほど音のレベルは弱くなり(後述する距離減衰)、壁などの遮蔽物によりある程度遮断することができます。遮音壁や防音ボックスなどを利用することで空気伝搬による音を低減することが可能です。弊社で承っている騒音問題のほどんどが、この空気伝搬音によるものです。

●距離減衰
騒音源から発生した音波が距離により減衰することを距離減衰といいます。音源から離れるに従い音波が広がり、エネルギーが拡散することで音圧は次第に縮小していきます。音源を点音源と仮定した場合、音源からある距離はなれた地点と、その距離の2倍離れた地点の騒音を比較すると6dB減衰することが計算により導き出せます。

●反響
音が壁などにあたり反射し、響くことを反響といいます。音が反響しやすい環境として、お風呂場やトンネルの中をイメージしていただけるとわかりやすいと思います。オーディオ鑑賞やレコーディング時にはこの反響音が邪魔となるケースがあり、その際は吸音材などを使用することで対策することができます。

●回折
音の波長が障害物を回り込み、直線的に進めば陰になる部分にも到達してしまうという現象です。例えば、高速道路では壁があるので中の車の様子は見えませんが、音は塀の上を廻り込んで聞こえてきます。これは音の回折が起こっているからです。一般的に、波長が短い(高音域)ほど音が廻り込みにくく、波長が長い(低音域)ほど音は廻り込み安い、という性質があります。

●マスキング効果
2つの音が重なっている時に小さい方の音が大きい音にかき消されて聞こえなくなる現象のことです。工場で一番うるさい機械を防音ボックスで囲うなどして対策したあと、今度は別の機械の音がうるさく聞こえてくる、といった現象が起こります。このようにマスキング効果によって普段は気にならない音が浮かび上がってくることがあるので、騒音対策を行う際は事前の騒音調査とそれに基づく対策検討が重要になります。

●カクテルパーティー効果
カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれ話して雑多な音が行きかうなかでも、自分が興味のある人の会話や自分の名前などは、自然と聞き取ることができてしまう現象。これがカクテルパーティー効果です。つまり、周囲の環境のうち、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり見たりする脳の働きのことを言います。

◆リンク
防音・騒音対策にまつわる用語集②
防音・騒音対策にまつわる用語集①

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