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株式会社静科

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記事詳細

    人の再出発を支える代表の保護司活動~地域で人と向き合い続ける取り組み~

    皆さま、こんにちは。営業事務のSです。

    ヱヴァンゲリヲン新劇場版が大好きで、先日も「何回目だろう?」と思いながら一周観終えました。
    初めて観た頃からもう10年以上経つのに、いまだに「これって結局どういうこと?」が尽きません。今回も鑑賞しながら、気づけば主人と「あーでもない、こーでもない」と小さな議論が何度も始まっていました。

    観るたびに新しい発見があるのが魅力なのか、ただ私たちの理解が追いついていないだけなのか…。果たして、生きている間にすべてを腑に落として理解できる日は来るのでしょうか。

    代表のもう一つの顔「保護司」としての活動

    今回の記事では、弊社代表が取り組んでいる保護司としての活動をご紹介いたします。

    防音・吸音の仕事とは別の話題ではありますが、地域の中で人と向き合うという点で、静科らしさにもつながる取り組みだと感じています。「保護司って何をする人?」という方にも伝わるよう、できるだけ中立に、分かりやすくまとめました。

    保護司は地域の伴走者

    保護司は、犯罪や非行をした人が社会に戻る際に、再び同じ過ちを繰り返さないよう支える民間ボランティアです。法務大臣から委嘱を受け、保護観察官と連携しながら、定期的な面談や生活上の相談に関わります。「指導する人」というよりも、状況を聞き取りながら生活の立て直しを一緒に考える伴走者に近い存在です。

    関連サイト:保護司とは(かながわ更生保護ネットワーク > 神奈川県保護司会連合会)

    面談で大切にしているのはまず「聞く」こと

    代表が面談で意識しているのは、話を先回りしてまとめすぎないことだそうです。近況を聞き、困っている点を整理し、必要なときに次の一歩を一緒に考える。派手なことはなくても、継続することで見えてくるものがあります。相手が自分の気持ちを言葉にできるよう、話しやすい空気をつくる。その積み重ねが、社会とのつながりを保つ支えになることもあります。

    「過ちは運とタイミング」だからこそ

    代表が活動を通じて強く感じているのが、「過ちは、運やタイミングによって起こってしまうことがある」ということです。もちろん、責任を軽く見るという意味ではありません。ただ、環境や人間関係、孤立、ほんの小さな判断の連続で、思いがけず道を外れてしまうことは起こり得ます。だからこそ、やり直そうとする人が社会から切り離されずにいられるよう、周囲の関わりが必要だと考えています。

    感謝状は「続けてきた証」

    このたび、代表の保護司としての取り組みに対し、横浜保護観察所長感謝状をいただきました。
    長年の活動を評価いただけたことは、関係者の皆さまの支えがあってこそだと受け止めています。代表自身は「特別なことをしたという感覚はない」と話します。目の前の人と丁寧に向き合うことを続けてきた結果が、ひとつの形になったのかもしれません。

    立ち直るチャンスは平等であってほしい

    代表が一貫して伝えたいのは、「立ち直るチャンスは誰にでも平等にあるべき」という思いです。

    やり直しに必要なのは、本人の意思だけではなく、受け止める側の余白も含まれます。その余白があることで、再出発は現実のものになり、結果として地域の安心にもつながっていきます。

    おわりに

    今回は、弊社代表の保護司としての活動についてご紹介いたしました。

    防音・吸音という仕事とは違う場面ではありますが、「人の暮らしを支える」という意味では、静科の姿勢と重なる部分があると感じています。保護司という仕組みや、立ち直りを支える取り組みについて、少しでも身近に感じていただければ幸いです。