【4つの特徴】貸し出し用防音ボックスについて~利便性・設計・防音原理・拡張性など
こんにちは、製造部のズオンです。
先日盆休みを終えました。今回は長い休みだったので、友達と一緒に、愛知県まで遊びに行きました。本当に楽しい旅行で、美味しい料理を沢山味わうことができました。
本日は「貸し出し用防音ボックス」についてご紹介したいと思います。
研究開発や展示会等で活躍する貸し出し用防音ボックス
ビジネスイベントや研究開発、展示会などで「静かな環境」を確保することは非常に重要です。特に製品デモや試験環境では、騒音を最小限に抑える工夫が求められます。そのような場面で、多方面から注目されているのが、貸し出し用として弊社が提供している、防音ボックス(1000 x 1000 x 1000 mm) です。
本記事では、その構造や仕様、防音原理、簡単な設置方法、さらにはニーズに応じて防音室や大規模製品へと拡張できる可能性についてご紹介します。
1. サイズと利便性


- 使用パネル:「一人静タイプA」(床あり)
- 外寸:1000mm × 1000mm × 高さ1000mm
- 正面:扉付き構造(開閉可能)
- 背面:配線用開口あり
- 製作期間:約3〜4日
今回ご紹介する防音ボックスは、1000 x 1000 x 1000 mm のコンパクトな立方体サイズです。小型でありながら、展示会やイベントでの使用には十分な内部スペースを確保でき、持ち運びや設置が容易です。し出し用途としても効率的で、利用後はスムーズに撤去・返却が可能です。
2. 簡単に設置できる設計
防音ボックスは、ユーザーがすぐに使用できるようにシンプルな組み立て方式で設計されています。
- モジュール構造:パネルを組み合わせるだけで完成し、専門的な工具は不要。
- 軽量素材:防音性能を保ちながら、持ち運びや設置作業を容易にする素材を採用。
短時間での組み立て:少人数で短時間に設置可能なため、展示やイベントでもすぐに活用でき、初めて使用される場合でも、ストレスなく扱えるのが大きな魅力です。
3. 防音の原理
弊社の防音ボックスは、「遮音」と「吸音」の2つの原理を組み合わせて設計されています。
- 遮音:外部と内部の音の伝わりを遮断するため、密閉性の高い素材を使用
- 吸音:内部で発生する音が反響しないよう、特殊な吸音材を内壁に配置
この仕組みにより、防音ボックス内で発生した機械音や試験音は外部に漏れにくく、また外部の騒音も内部に入りにくくなります。この基本原理を理解いただくことで、安心して使用用途に合わせた防音ボックスを選択できます。
4. 多様な騒音に対応できる拡張性
防音ボックスは、単なる小型設備にとどまりません。顧客の利用目的に応じて、防音室や大規模な防音構造へと拡張することも可能です。
- 小規模利用:貸し出し用の1000 mmサイズは、展示会や短期イベントに最適
- 中規模利用:研究室やショールームに適した防音室として活用可能
- 大規模利用:工場や設備全体をカバーする防音構造物へ拡張も可能
このように、顧客は自らの利用環境に合わせてスケールアップしていけるため、導入時のハードルが低く、長期的なメリットも期待できます。
まとめ
前述通り、貸し出し用の 防音ボックス(1000 x 1000 x 1000 mm) は、簡単に設置でき、顧客が防音の構造や原理を理解しやすい設計になっています。小規模な展示や実験から始め、必要に応じて防音室や大規模製品へと拡張することで、幅広いニーズに対応可能です。ノイズや騒音を最小限に抑えたい場面で、手軽に利用できるソリューションとして、今後、ますます注目されることと思います。
今回は、貸し出し用防音ボックスのご紹介させていただきました。弊社では標準仕様だけでなく、お客様の現場環境やニーズに合わせて柔軟にカスタマイズ対応するなど、現場の声を大切にした製品づくりに努めております。 防音や防振でお悩みの際は、お気軽に騒音相談WEBツールよりご相談ください。