工場騒音の規制基準「騒音規制法」と弊社製品をした場合の防音効果について
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
先日家族で集まる行事があり、久々に家族全員と顔を合わせました。私は3兄弟の長男なのですが、下の二人は今年結婚をしていて、それぞれのお相手と挨拶を交わしました。私ももいい年になってしまったなとしみじみ思います。
さて、今回は「騒音規制法」と「弊社製品を導入した場合の効果」についてお話したいと思います。
騒音規制法とは
工場や作業場の騒音は、作業者の安全だけでなく、近隣住民の生活環境にも大きな影響を与えます。
そのため、日本では法律や条例によって「騒音の規制基準」が定められています。工場騒音に関する基準は、主に 「騒音規制法」 に基づいています。この法律では、工場や事業場から発生する騒音を対象に、地域の用途区分ごとに基準値 が定められています。
基準値の例(代表的なケース)
- 住居専用地域:昼間 50dB以下 / 夜間 40dB以下
- 商業地域:昼間 65dB以下 / 夜間 55dB以下
- 工業専用地域:昼間 75dB以下 / 夜間 70dB以下
(※数値は一例です。自治体の条例によって異なる場合があります)
騒音の測定方法
規制値を確認するための騒音測定は、以下の条件で行います。
- JIS規格に準拠した騒音計を使用
- 測定位置は敷地境界線や住居周辺
- 昼間(6:00~22:00)、夜間(22:00~翌6:00)で区分
- 評価は人の耳に近い感覚で測る dB(A)(A特性)で実施
静科の防音パネルを導入した場合の防音効果
「規制基準を超えてしまうのでは…」と心配されるお客様に選ばれているのが、株式会社静科の防音パネル「一人静シリーズ」です。
関連リンク:一人静シリーズ
効果の一例
- 機械周囲に設置することで、敷地境界での騒音レベルを10dB以上低減
- 会話困難な環境が、会話可能なレベルに改善
- 設置後すぐに 規制基準値をクリア できたケース多数
導入事例
事例 | 対象機器・環境 | 導入前騒音 | 導入後騒音 | 低減効果 |
---|---|---|---|---|
① コンプレッサーの防音BOX | 大阪府堺市 工場・ルーツ式ブロワー | 約95dB | 約66dB | -15dB |
② 真空ポンプの騒音対策 | 研究施設 真空ポンプ | 99dB | 73dB | -26dB |
③ 排気ダクトのサイレンサー設置 | 工場排気ダクト | 75dB | 60dB | -15dB |
まとめ
これらの事例からも分かるように、静科の「一人静シリーズ」の防音パネルやサイレンサーを導入することで、-15dBから最大-26dBの騒音低減効果 が確認されています。
これは体感として「音が半分以下に小さく聞こえる」改善に相当し、騒音規制法で定められた基準値のクリアはもちろん、作業環境の快適化や近隣への配慮にも直結します。
静科は今後も、お客様の現場に合わせた最適な防音ソリューションを提案し、「音に悩まされない環境づくり」 をサポートしてまいります。騒音に関するご相談は、「騒音相談WEBツール」より、お気軽にお問い合わせください。