モーター音の騒音対策~防音カバーの隙間を埋めるために形状が異なる防音パネルのパーツを製作
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
先日友人たちとキャンプ場にあるコテージに宿泊してきました。少々雨が降っていましたが、屋根付きであったため問題なく、むしろ涼しくて快適でした。川遊びをしてバーベキューをするというシンプルな企画でしたが、久しぶりに自然を感じることが出来て、気持ちがリフレッシュしました。来年また予定が合えば行きたいと思います。
さて、今回は「隙間埋める防音パネルのパーツ製作」のご紹介です。
形状が異なる32枚の防音パネルのパーツを作成
こちらの案件では、モーター音の騒音対策として、機器が固定されているフレームを利用して、3面分の防音カバーを設置しました。これにより騒音の規定値に収めることはできたのですが、せっかくなら隙間も埋めて、さらに騒音を低減させたいとお客様よりご要望をいただき、残りの一面もパネルを設置することとなりました。
しかしながら、こちらの面は機器本体や配線などで入り組んでおり、一枚の面としての製作は困難であるため、機器の部品をよけつつ、各フレームの隙間に一枚ずつパネルを取り付けていくことにしました。


隙間埋め用防音パネル詳細
- 使用パネル:一人静タイプA(t37mm)
- 総パネル枚数:32枚
- T字の羽を付けてフレームとボルト固定
現地にて採寸を行い、パネル取り付け可能であると判断した箇所に設置できる、様々な形状のパネルを製作いたしました。画像はその一部となります。「一人静シリーズ」は表面がアルミで構成されているため、電動工具があれば、切り欠きや開口を設けることが容易ですが、今回の案件は、私が過去製作したことのない形状もいくつかございましたので、新たな気づきもありました。
T字型のアルミ材を使用した取付方法

今回はフレームへの取付となるため、取付方法はオーソドックスな「パネルに羽を付けてビス固定」にいたしました。「羽」というのは「T字型のアルミ材」のことです。このアルミ材をパネルにリベットで固定し、アルミ材とフレームに穴をあけてボルトで固定します。このようにすることで、フレームとパネルの隙間を極力少なくすることができます。羽はフラットバーでも構いませんが、T字型の方が取り付けが容易であるのと、強度が高くなるというメリットがあります。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回は、「隙間埋め用防音パネル」のご紹介となりました。騒音対策を導入するにあたり、仕様のお悩み等ございましたら、些細なご相談でも問題ございませんので、お気軽にお騒音相談WEBツールよりお問い合わせください。現場状況や騒音対象に応じて、お客様のご意向やご予算にあったご提案をさせていただきます。