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株式会社静科

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    屋上室外機の騒音対策@東京~既設の防音カバーの隙間に「一人静 タイプL」を設置し騒音問題を解決

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    雨が続き梅雨を感じていた矢先、ふと天気予報を見ると雨マークがなくなっており、いつの間にか梅雨が明けていました。ということは、夏本番がやってくる事にワクワクしつつびくびくしてます。夏に泳ぐことは好きなのですが、日中の暑さは苦手なので、今年も踏ん張っていきたいです。

    余談はここまでにして。今回は、過去に防音カバーを設置した箇所に、追加で防音パネルの取付を行った施工についてご紹介したいと思います。

    既設の防音カバーへの追加施工のご相談

    本案件は、室外機に既設の、他社製防音カバーに対する追加対策です。屋上設置されている室外機に対し、これまで他社様の防音パネルで囲いを設置されていましたが、防音パネルを乗せていた機械基礎下部の隙間から漏れ出す音について、測定機関より指摘を受けておられました。また、防音カバー設置から数年が経ち、周辺の開発が進んだことも相まり、室外機の側面部隙間から漏れる騒音に対して、周辺の住民の方からお声を頂くことも増え、追加での防音対策を考えていた所、既存の防音パネルを追加することが難しいため、隙間部分を塞ぐ対応を行って欲しいと、改めて弊社へご依頼を頂きました。

    実際現場にお伺いしメンテナンスと採寸対応を行いました。設置後年では特に外見上の変化も現れておらず、測定結果については、設置時の効果と比較しても、数%低下となっておりました。

    側面部4箇所に対して行った追加加工2点について

    本案件では、側面部4箇所それぞれに対して、下記の加工対応を行いました。

    1. 機械基礎上に乗るパネル部分下部は、基礎水勾配に沿った形状にて加工を行い隙間を最小化
    2. 隙間部分をコーキング塞ぎした際の意匠性が出来る限り良くなるように、周囲の隙間をできる限り均一化した寸法にてパネル製作

    ①パネル一部分の勾配加工による隙間の最小化

    設置場所が機械基礎上の為、水勾配があり、通常の矩形パネルだと隙間が少しずつ大きくなってしまいます。そこで機械基礎に接地する面部分は水勾配に合わせた形状で製作することで、隙間は最小化且つ一定の隙間になります。

    ②コーキング工事を考慮しつつ意匠性をもたせる仕様

    本案件では、パネル設置後に残った数ミリの隙間も、コーキングにて塞ぎ工事を行う為、全体的に数ミリ隙間が残った状態でパネル設置を行う仕様となりました。コーキングのバックアップ材を考慮しつつ、できる限り既存設置パネルで発生したコーキング幅と同じ隙間にすることで、最終的に意匠性の統一化を図りました。

    隙間箇所①(対応前)
    隙間箇所①(対応後)
    隙間箇所②(対応前)
    間箇所②(対応後)

    防音パネル仕様

    • 使用パネル:一人静 タイプL
    • パネル枚数:4枚
    • 製作期間:1週間
    • パネル仕様:勾配加工、切り欠き加工

    今回は、既設の防音カバーへの追加施工についてご紹介いたしました。弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて防音対策をご提案を致します。些細なご相談からでも、現場確認や騒音測定を行わせて頂きますので、まずはご相談頂ければと存じます。騒音相談WEBツールより、ご気軽にお問い合わせください。