屋外の大型脱臭ファンの騒音対策@広島~「一人静 タイプL」を使用した両開き扉付きの5面体防音カバーを製作
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
通勤経路にて登下校を行っている小学生達を見かけるようになり、新年度が始まった事を実感しました。クラス替えで毎年ドキドキしていたのを思い出しましたが、社会人になっても、新入社員に毎年緊張しているので、この時期は変わらないなと思います。
余談はここまでにして。今回は「大型脱臭ファン用防音カバー」についてご紹介したいと思います。
敷地境界線の騒音基準値をクリアする為に防音対策のご依頼
本案件は、お客様の敷地内に設置している大型脱臭ファンの稼働音が、敷地境界線にて基準値を超えており、基準値以下に対策を行う為に、防音対策を行いたいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。
1度の現場確認にて、より効果的な防音対策を検討
本案件では大型機械になる為、実際に現場に伺い、測定を行うことで、周波数帯と測定値を元に、どのように弊社防音パネルを設置を行えば、基準値以下になるか検討を行いました。また、現場測定に併せて、採寸を行わせて頂き、現場にて形状の検討も進めました。現場確認にて、作業員さんにヒアリングした所、ファンに付随するベルト部分へのメンテナンス作業が、定期的に行う為、ベルト周辺へのアクセスを、できる限り容易にできる為に、扉を設けてほしいとのご要望を頂くことが出来ました。

防音パネルにて両扉を設けつつ、機能性も確保
ご要望に対して本案件では、ワイド1800mmの両扉を設けました。大きな扉を設けることで、扉を開口した状態で、人の出入りや、ベルトの交換時に、物の持ち運びが簡単に行えるようになっております。また、扉の固定には門落としを採用することで、今回のような重量がある扉でもしっかり施錠を行うことができる仕様になっております。
機械に接続された配管部は、切り欠きを設けることで、避ける形になっております。配管が大きい為、クリアを通常より大きく見ていますが、防音カバー設置後に、パネルの端材と遮音シートを活用して、隙間部分を塞ぐことで、開口を設けることによる防音性能の低下を、防いでおります。


防音カバー仕様
- 使用パネル:一人静 タイプL
- 全体サイズ:2,500mm x 2,000mm H3,000mm
- 製作期間:3週間
- 防音カバー仕様:配管用開口、給排気ファン用開口、両開き扉、電気設備用ボルト穴
今回は、「大型脱臭ファン用防音カバー」についてご紹介させていただきました。弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて防音対策をご提案を致します。些細なご相談からでも、現場確認や騒音測定を行わせて頂きますので、まずはご相談頂ければと存じます。騒音相談WEBツールより、ご気軽にお問い合わせください。