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株式会社静科

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    2020-06-24

    ブロワー用防音ボックス~既存の配管を移動しなくても設置が可能です

    こんにちは、製造部のIです。

    先週末からようやくプロ野球が開幕されました。無観客なのが少し寂しいですが、録音した応援団の声を流したり、観客席に顔写真を合成したり、応援アプリで電光掲示板にリアルタイムでコメントを映すなど、盛り上がりを損ねないように色々と工夫しているようです。過密スケジュールで選手は大変でしょうが、少しでも明るいニュースが増えるのはスポーツ好きにとってもありがたいことです。

    さて、本日は過去に製作した「ブロワー用防音ボックス」のご紹介をしたいと思います。

    ブロワーとは

    ブロワーとは、圧縮した空気を送るための機械で、日本語では送風機ともいいます。ブロワーのサイズや用途は多種多様で、主に工場内、ほんの一例ですが以下のようなケースで使用されます。

    • 焼却炉への送風(オイルバーナ、熱処理炉)
    • 冷却(プラスチック成型加工、食品)
    • 集じん、除じん装置(研磨、粉粒体)
    • 糸、紙などの吸引(機械、印刷機)
    • 貯水場や浄水場でのエアレーション(水槽内に酸素を供給すること)
    • プレス機から成形品を外す時

    ブロワー騒音は、おおまかにモーター音と送風音に分けられますが、どちらも防音ボックスで機械を囲うことで音の低減が可能です。

    ブロワー用防音ボックス

    ブロワーのように配管が入り組んでいる機械を囲う際には、パネルを何分割かに分けることで配管を動かさずとも設置が可能です。今回のボックスも、写真の円形部分のようにパネルを3分割しており、配管を挟み込む形で下から順番に設置を行いました。

    ブロワーは排熱のある機械なため、機械からパネルへの距離(ボックスの内寸)には考慮して製作しております。また、写真には映っていませんが、実際の設置の際には天井に排気用の開口とサイレンサーを設け、熱ごもり対策を行っております。

    使用したパネルは「一人静タイプA」で、周波数帯にもよりますが、およそ15~20dB音を低減することができました。パネルを低周波にも有効な「一人静タイプL」に変えることで更なる減音も可能ですが、重さや厚みが増えるので、設置の取りまわりやスペースの問題とのトレードオフになります。

    今回の案件に限らず、弊社の防音ボックスはドライバーだけで組立解体が可能なキット式防音ボックスになっているので、メンテナンスなどで取り外す必要がある場合も安心して機械を囲ってしまうことができます。もし、頻繁に機械のメンテナンスを行うようであれば、パネルの一部を防音扉に変えることも可能です。

    下記の過去記事に分かり易い写真が掲載されているので合せてご覧になってみてください。

    関連記事:タイプL型防音室~外部への防音&内部での音測定どちらにも対応