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株式会社静科

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    8/30 騒音制御工学会の講習会に参加します!@東海大学代々木キャンパス

    こんにちは、製造部Iです。

    ここ2,3日は朝から気温も低く、一日を快適に過ごせるようになってきました。このまま秋に入ってくれればいいのですが、今後の気候がどのようになっていくのか気になるところです…。

    さて、静科より私含め2名、今週の金曜日に行われる騒音制御工学会の講習会に参加することになりましたので、そのことについて少しお話させて頂きます。

    騒音制御工学会とは

    日本騒音制御工学会は “騒音・振動およびその制御に関する学術・技術の発展と普及を図り, もって生活環境の保全と向上に寄与すること” を目的として1976年(昭和51年)に設立した団体で, 1991年(平成3年)7月には環境庁 (現環境省) 所管の社団法人として認可されました。その後,平成20年12月1日に新公益法人3法が施行されたことに伴い,平成23年4月1日からは“公益社団法人”として新たなスタートを切りました。

    学会内の活動だけにとどまらず, 国際騒音制御工学会 (I-INCE: International Institute of Noise Control Engineering) や米国騒音制御工学会 (INCE/USA) をはじめとする海外の諸団体, 国内の関連学協会などと密接な連絡をとりながら交流や協力を積極的に推進し, 騒音・振動防止技術の向上と普及を図り社会に貢献すると共に, 世代を越えて自由に集い, 緩やかな連帯の場を設けることにより, かけがえのない技術を未来に伝え続けていくことを目指しています。

    引用元 / 公益社団法人 騒音制御工学会 公式ホームページより

    以上、騒音制御工学会の公式ホームページよりご紹介させて頂きました。

    騒音制御工学会の主な活動内容としては

    • 学会誌「騒音制御」の発行
    • 技術講習会の開催
    • 研究発表会の開催
    • 騒音/振動に関する出版
    • イベントや学校訪問を通じた社会貢献

    などがあげられます。上記のように、騒音やその制御に関する学術的な活動を行っている団体で、今回はこちらで開催される技術講習会に参加することとなりました。

    騒音制御工学会はホームページのQ&Aコーナーが充実しており、騒音に関する知識をわかりやすく説明してくれています。個人的にはホームページ内の別コーナーで、様々な日本の風景音(川の音や祭囃子など)100選をまとめたサウンドライブラリがおすすめです。

    技術講習会の開催

    騒音制御工学会では毎年5回程、騒音対策技術に関わる講習会を開催しており、音にまつわる基礎から応用まで幅広い分野で受講することが可能です。前回6月に開催された講習会にも参加しており、騒音測定とその評価方法について学ぶことができました。

    今回東海大学代々木キャンパスにて開催される講習会のテーマはずばり「騒音対策の考え方」です。騒音対策の基本的な考え方や対策方法を、講義と共に模型を利用した実験によって学んでいく講習だそうです。理論的思考や数学的アプローチをもってより深く騒音について理解できるいい機会になるだろうと期待しております。

    騒音シミュレーションなどに活用

    こういった講習で学んだことは、実際の業務の中で役立つことが多々あります。

    騒音シミュレーション(騒音の発生源が防音対策によってどの程度まで低減できるかの予測計算)もその一つで、論理的な根拠を示すことでお客様に安心して導入して頂くことが可能です。
    ※1. シミュレーションは保証値ではなく参考値となることにはご留意ください
    ※2. 過去記事「騒音シミュレーションのご提案~騒音対策時にご検討ください」も合わせてご参照ください

    学生の頃は講義で学習したことを実際の暮らしの中で活かせることはそうそうあるものではなく、勉学の重要さを本当の意味では理解できていなかったのかもしれません。当たり前の事かもしれませんが、学んだことを生きることに活用することが本当の勉強なのだと、今更ながら少しずつ実感してきています。

     

    過ごしやすくなったとはいえまだまだ暑い日がくることが予想されます。熱中症にはくれぐれもお気をつけて、夏の残りを乗り切っていきましょう!