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株式会社静科

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    音響用吸音パネル『SHIZUKA-SDM』を使用してイマーシブ・オーディオをご自宅で再現

    こんにちは。ソリューション事業部です。

    いまさら昨年の話ですが、平成最後の紅白は見ごたえありましたね。私個人では、出るか出ないか謎に包まれていた米津玄師さんの歌が聞くことができたので、大変満足でした。

    礼拝堂に使われるレンガは、音を反響させつつ吸収する効果・特性があります

    徳島にある大塚国際美術館もTVで初めて見ましたが、バチカンのシスティーナ礼拝堂を陶板で模しているそうです。礼拝堂はレンガ建築のイメージがありますが、パイプオルガンが響く神秘的な空間も、実は音の反響が実に見事に計算されています。

    レンガはランダムに空いている穴(多孔質)が音を反響させつつ、吸収する効果をもっております。また、天井も平面ではなく凸凹で構成されることでエコー音を調整し、壮大な場所にいるかのような感覚にさせます。礼拝堂という神秘性と相まって、目には見えない音の部分で空間を演出することで非日常的な空間にいるかのように思わせます。

    ただし、今回の舞台となっている大塚国際美術館は「陶板」で出来ているので、露出面に釉薬(陶器の表面の耐久性を上げるコーティング剤)をかけているので、レンガのような凸凹や穴は埋まっているはずなので、本場よりも、もう少し響きやすい空間になっていると思います。とはいえ年末は、米津さんの祖父を悼む歌詞が礼拝堂に響き、目と音どちらも楽しませていただきました。

    ホームシアター・オーディオルームの音響改良でより迫力や臨場感を

    さて、以前にアップした「吸音材メーカーが考える『オーディオの音を10倍改善する方法』」が昨年一番のアクセス数となりました。それだけ、周囲の音環境に関心がある方が多いのだと思います。アップして2年近く経ちますので、新たな情報を補足させていただきます。

    ホームシアターやオーディオルームで音を聴くにあたって空間の反響音は重要です。自宅でどんなにきれいな映像(例えば4K、8K)を見ていても、音が悪ければ、見ていても満足感を得られないと思います。どうしても目に見える部分が分かりやすいために、映像美ばかりに技術が強調されて行ってしまいますが、同じように音の部分でも改良を加えることで、迫力や臨場感を持たせることができます。

    身近なものですとカーテンや毛足が長い絨毯などが室内の反響を軽減させる効果があります。逆に、机や棚・ラック類は音を響かせるので、できる限り音源から離して設置した方が反響時間を調整できます。特にこの2年間、イマーシブ・オーディオ(没入感)が注目を浴びております。

    イマーシブオーディオ~音への没入感を演出する仕組み

    イマーシブ・オーディオとは、音を楽しむだけでなく、音を実際に鳴らしているその空間にいるかのような感覚にさせる仕組み・空間のことです。例えば、クラシックを聴く場合であれば、オーディオからクラシックの音源を聴くのではなく、目の前の奏者が演奏しているかのような感覚(没入感)を演出します。今まではプロのマスタリングやレコーディングエンジニアだけのニーズでしたが、現在では個人宅にも導入されてきております。

    音だけでなく、映像も同じです。目の前で大草原や船に乗っている光景が自分の目の前に広がっている、といった感覚になります。以前に流行った3Dテレビとは違う(目が疲れましたね)、新しい楽しみ方になります。イマーシブの場合は、再現空間を非日常な空間にする必要があります。前述した礼拝堂の音の響きは神秘的な空間を演出しますが、一般住宅の場合は天井の凹凸や広い空間を使用することはなかなか難しいので、この部分を吸音材で補います。

    弊社製品「SHIZUKA-SDM」設置してフラッターエコーや低音を調整

    吸音材の設置場所に関しては、皆様思い思いの場所があるかと思いますが、まず考えられるのはオーディオ背面のフラッターエコーの対処、部屋の隅にこもる低音の処理することで、全体の響きがすっきりします。ここまではいままでの反響音改善と同じですが、さらにイマーシブ空間を目指すのであれば、自身の背後に吸音材(おそらく吸音パネルになると思います)を設置すことで、空間の広がりを感じることができます。

    2018年幕張メッセにて開催の「InterBee2018」にて公開をしました「SHIZUKA-SDM」は2つ折りで軽量な吸音パネルですので、自席の背面や部屋の隅に配置することができます。オーディオであれば聞く音楽に合わせて吸音パネルの位置を変えることで聞こえ方を自分好みに調整することができます(高音であれば遠くまで響くので、ご自身の後ろに設置することで聞こえ方がすっきりします)。

    こちらはネットではなく、下記の販売店さんで取り扱いをしておりますので、ご興味があればぜひお問い合わせくださいませ。

    Rock oN様
    〒150-0041 東京都渋谷区神南1-8-18 クオリア神南フラッツ1F
    TEL:03-3477-1756

    池部楽器店 6F パワーレック様
    〒150-0031 渋谷区桜丘町24-2第3富士商事ビル5、6F
    TEL:03-5456-8809

    スイングオーディオ様
    〒400-0043 山梨県甲府市国母8-31-2
    TEL:055-232-6855