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エンジン稼働音の室外機に防音壁施工@東京

 こんにちは、ソリューション事業部です。今回はエンジンで稼働する室外機の防音対策を行いましたのでご紹介をさせていただきます。

 

 夏・冬が近づくにつれ室外機の対策のご依頼が増えてまいります。昼間は気にならなくとも、静かな夜間での騒音問題が多発しております。昼間聞こえないのは、室外機の稼働音が周りの生活音にカモフラージュされているからで、静かな夜になると目立つようになります。また、公共施設、大型店舗になると室外機も大型になるため発生音も大きくなります。室外機上面にファンがついているので発生した音が上かいや遠方に聞こえるケースも発生します。今回対策した室外機は高齢者施設に設置してあり、室内空調をすぐに整えるためにエンジンで稼働する仕様になっております。そのため、稼働時は車のエンジンを稼働させるような音が発生し、夜間に響くことが問題視されておりました。測定をしてみたところ、稼働時で250Hz部分、安定稼働時(比較的稼働音が小さい)で160Hzが特に目立っておりました。この音域は低周波(100Hz以下)ではありませんが振動を伴ううねり音のため、長時間聞いていると気分が悪くなる可能性があります。250Hzは中高音域に属しますが、一般的な防音パネルではこの部分の音域を低減させることは困難です。当社でも様々な吸音パネルがありますが、250Hz部分の吸音率が80%ある低周波用吸音パネル一人静タイプLの使用を提案いたしました。

 今回は室外機の高さが2mを超えるため、鋼材を用いて防音パネルを取り付けました。コンクリート基礎に、オールアンカーを取り付けて骨組みをします。防音壁でもALCを用いるケースがありますが、重量があることと、現場での加工が難しいことが難点です。室外機の場合、配管やホースなど図面では表しにくい付属品が多いため規格品を設置しても干渉してしまう恐れがあります。タイプLは電動のこぎりでカットできますので、配管と干渉する部分は現場で切り欠きを行いアルミフレームで保護してもらえれば屋外でも使用できます。工期は雨天の中でしたが鋼材組み立てからパネル設置まで約4日間になりました。

 防音パネル施工後の測定結果では、無事に敷地境界線45db以下(対策前は60db前後)にすることができました。また、問題となりやすい160Hz、250Hzも10db以上の低減を確認できました。事前の騒音測定を行うことで、問題となる音域の対策が可能になります。静科では防音対策以外でも施工前後の騒音測定もできますので、ご相談がござましたらお問い合わせよりお申し付けくださいませ。

鋼材施工中

施工前施工後の測定結果