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株式会社静科

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    2017-05-21

    自作・DIYでピアノの調音パネルを制作~調音材とは?~

     こんにちは、ソリューション事業部です。防音相談は工場の中で機械の音を軽減したいという相談や、個人の住宅で音を漏らしたく無し、もっといい音を聴きたいというご相談まで幅広く対応しております。今回は調音材 一人静Esprit Lifeをご紹介いたします。

     

     吸音材、というのはよく聞くと思いますが、調音材は吸音材よりもより広範囲の吸音を行いつつも、平均的に音を整える効果を持っています。例えば、音楽ブース多用されるグラスウール25mmは吸音効果がありますが主に高音域に特化しております。そのため、音を聴く際には高音域のツヤ・ハリが薄くなり、低音域が目立ってしまうということも起こりうります。そのため、平坦に音を整えることで本来の音を聴くことが可能になります。例えば、アップライトピアノは壁際に設置することが多いですが、壁の反射によってピアノ本来の音と混ざってしまい、1音1音の聞き取りが困難となります。この反射を取り除くことで、和音を美しく響かせ演奏者の意図する繊細な表現を可能とさせます。設置例としてはアップライトピアノの背面の壁にを設置するだけです。アップライトピアノの高さが112~130cmほどですので、 Life 8枚ほどを壁に取り付けます。なお、一般的な調音パネルが7~10万円台に対し、Esprit Life 8枚分で48,000円と約1/2の価格帯で調整ができます。壁に直接取り付けると取り外しや引っ越しに壁を汚してしまう可能性があるので、900mm×900㎜程度の合板に貼り付けていただければ自作の調音パネルができます。Esprit Lifeは背面に接着シールがついており、カッターで切断できますのでDIYでも簡単に調音パネルの制作ができます。現在はAmazonでも販売しておりますので、ご興味のある方はぜひご利用くださいませ(なお、形状確認用のサンプルでしたら無料でお送りします。当社WEBのお問い合わせ、よりご連絡ください)。

     今回はピアノ向けの調音材・パネルのご紹介でしたが、オーディオユーザー向けのルームチューニング方法もありますので、こちらもご参照ください。