Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    マンションの貯水ポンプモーターの騒音対策~地下室のコンクリート壁に吸音パネルを設置

    こんにちわ、ソリューション事業部です。前回に引き続きマンション防音対策をご紹介いたします。

    関連記事:マンションの貯水ポンプモーターの騒音対策~騒音測定を行い対策方法を検討

    地下室の壁に吸音材を張り付け騒音を低減

    マンションの共用部分などは住民の皆さんのものである反面、対策するとなると様々な面で、理解や協力が必要になります。例えば、屋上室外機の下の階、エレベーター隣の部屋の住人の方にとってみれば、夜中のエアコン稼働や出入りは苦痛になることもあります。夜間に水道を使う際も注意が必要です。

    今回は、地下に設置されたポンプモーターの音が反響して騒音が発生していました。複雑に配管が張り巡らされているため、各配管に防振対策、吸音対策が必要になります。また、配管が壁の中に埋め込まれている場合は、非常に対策が難しくなります。そのため、各配管部分への騒音対策はもちろんですが、ポンプが設置してあるコンクリート壁に吸音パネルを設置して騒音を低減します(※最上部画像参照)。

    騒音の周波数に合わせて吸音材を選定

    既存の壁に遮音シートを貼り付けても、すでに重量のあるコンクリートで囲まれている事から、音の遮断には役立ちません。音のエネルギーを熱に変換する吸音効果の活用が必要になります。騒音が発生しているエリアの周波数を分析し、騒音が発生している周波数の帯域に適した吸音材をとりつけることで、軽量な構造で騒音対策が可能になります。今回の吸音パネルは、『一人静 タイプA』を採用しました。

    また、ポンプモーターが設置されている地下室は配管が張り巡らされているため、現場で採寸しながら、パネルをカットし取り付けを行いました。弊社の吸音パネルは電動のこぎりでカットができ、電動ドリルでパネルを貫通させボルト止めします。

    弊社の吸音材は丸鋸でカットできます
    配管に合わせて吸音パネルをカット

    今回の施工により、マンションの室内まで響いていた騒音がまったく響かなくなりました。

    静科では、工場やマンションの現場の調査から施工まで行っております。騒音等でお悩みの際は、お気軽に騒音相談WEBツールよりご相談くださいませ。