【騒音対策TIPS】大掛かりな工事の前に確認すべき「低コストな改善策」4選
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
工場騒音や設備騒音の対策というと、防音パネルで囲う、防音工事を行うといった大掛かりな対策をイメージされる方も多いかと思います。
もちろん、こうした対策は非常に有効ですが、実際の現場ではその前に見直すことで改善につながるケースも少なくありません。
今回は、大きな工事に進む前に確認しておきたい「低コストで取り組める改善ポイント」をご紹介します。
① 設備の設置状態を見直す
まず確認しておきたいのが、設備の設置状態です。
例えば、
・架台の固定が緩んでいる
・アンカーボルトが適切に締結されていない
・設備と床の間に隙間や偏りがある
といった状態では、振動が不安定になり、余計な騒音が発生することがあります。
実際の現場でも、ボルトの締め直しや設置状態の調整だけで、体感的に音が落ち着くケースも見られます。
② 不要な共振部材を減らす
設備周辺にある部材が音を増幅しているケースもあります。
・薄い鉄板カバー
・配管の支持不足
・ダクトやパネルのバタつき
こうした部材は振動しやすく、音を「増やす側」に回ることがあります。
軽く手で触れたときにビリビリと振動する部分があれば、補強や固定を行うことで音の低減につながる場合があります。
③ 開口部や隙間を整理する

音は小さな隙間からでも抜けていきます。
・ケーブルの通し穴
・配管まわりの開口
・扉やパネルの合わせ目
こうした部分がそのままになっていると、せっかくの対策効果が十分に発揮されません。
簡易的なシール材やパッキンを用いるだけでも、音漏れの低減につながることがあります。
④ 音の逃げ道を把握する
騒音は、必ず「出ていく方向」があります。
例えば、
・開放されている一面から音が抜けている
・反射して別の方向に回り込んでいる
といったケースです。
実際に現場で位置を変えて音を聞いてみると、「ここだけ大きい」と感じるポイントが見つかることがあります。その方向に対して簡易的な対策を行うだけでも、効果が出る場合があります。
低コスト改善で変わることもある
こうしたポイントは、比較的手を入れやすく、大掛かりな工事を行う前に確認しやすい内容です。
もちろん、これだけですべての騒音問題が解決するわけではありませんが、無駄な工事を防いだり、対策の方向性を整理するきっかけになることもあります。
一人静シリーズとの組み合わせ
低コスト改善を行ったうえで、防音パネルによる対策を組み合わせることで、より安定した効果につながるケースも多く見られます。
一人静シリーズは、ハニカム構造による高い剛性と、発泡樹脂による減衰構造を持つことで、振動しにくく、鳴りにくい囲いを構成しやすいパネルです。
そのため、現場の状態を整えたうえで導入することで、本来の性能を発揮しやすくなります。
関連ページ:一人静シリーズ(工業用)
まとめ
騒音対策では、いきなり大掛かりな工事を行うのではなく、
・設置状態
・振動しやすい部材
・隙間や開口部
・音の逃げ道
といった、上記4つのポイントを見直すことで、改善につながる場合もあります。
こうした整理を行ったうえで対策を進めることで、より効果的な騒音対策につながりやすくなります。
騒音問題にお悩みの際は、下記よりお気軽にご連絡ください。現場の状況や設置条件に応じて、防音工事の設計や防音パネルの選定をご提案いたします。
大掛かりな工事だけでなく、現場の状況に応じた改善方法も含めてご案内いたしますので、ぜひご相談ください。顧客満足度の高い弊社の騒音対策に、ぜひご期待ください。
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