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株式会社静科

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    超音波ホモジナイザーの騒音対策~湿気を防ぐため床面に「一人静タイプZ」を使用した防音ボックスを製作

    こんにちは、製造部のズオンです。

    12月に入り、今年もいよいよ残りわずかとなりました。新しい年を迎える準備に追われるこの時期、来年に向けて、職場環境や作業効率を見直そうと考えている方も多いのではないでしょうか。 特に、工場や作業現場において長年の課題となっているのが「騒音問題」です。

    超音波ホモジナイザーの騒音対策

    超音波ホモジナイザーは、分散・乳化・破砕などの工程で高い性能を発揮する一方、運転時に大きな作動音や振動を発生させる機器です。そのため、研究室や製造現場では作業環境への配慮として、防音対策が欠かせません。今回ご紹介するのは、超音波ホモジナイザー機器向けに設計された、6面体の防音ボックスです。

    お客様からは、騒音レベルを10dBから15dB低減し、防音ボックスの床面に関しては、機械の使用中に浸水による湿気を防ぎたいというご要望があり、床面部分に「一人静タイプZ」を使用することを提案いたしました。

    防音ボックスの基本仕様

    超音波ホモジナイザー用防音ボックス外観
    隙間からの音漏れを防止する配線カバー

    本防音ボックスは、一人静タイプL 薄型(t40mm)の防音パネルを使用し、床面パネルには「一人静タイプZ」を採用した構造となっています。外寸は680×680×800mm、内寸は600×600×720mmで、装置本体を余裕をもって収納できるサイズ設計です。6面すべてを覆う構造により、音の放射方向を限定せず、全体的な騒音低減効果を実現しています。

    また、超音波ホモジナイザーは運転時に微細な振動を伴うため、床面での対策が重要です。防音パネルに加え、ゴム足を使用することで床への振動伝播を抑制し、共振音や二次騒音の発生を低減します。これにより、防音性能だけでなく作業環境の快適性も向上します。

    天面および床面のパネルには、50×50mmの開口部を設け、そこに100×100mmの平板を取り付けています。平板中央にはφ10mmの貫通穴を加工しており、電源ケーブルや制御配線の取り回しが可能です。配線部には配線カバーを使用し、隙間からの音漏れを防止する構造となっています。

    使用部材と操作性への配慮

    扉部には蝶番とパチン錠を採用

    扉部には蝶番とパチン錠を採用し、確実な固定と簡単な開閉操作を両立しています。ハンドルを取り付けることで、点検や試料交換時の作業性も向上しています。また、各パネルの接合部にはパネルユニオンを使用し、十分な剛性を確保しながら、組立・分解がしやすい構造としています。

    まとめ

    今回の防音ボックスは、防音性能、振動対策、配線処理、メンテナンス性をバランスよく考慮した設計となっています。超音波ホモジナイザーを使用する現場において、作業環境の静音化と安定した装置運用を支える有効な防音ソリューションと言えるでしょう。

    私たちは、お客様の設備環境に合わせたカスタマイズにも対応しており、最適な防音対策を提案いたします。また、騒音問題の改善を通じ、現場の生産性向上と従業員の満足度向上もお手伝いいたします。お気軽に、騒音相談WEBツールよりお問い合わせください。