クリーンルーム内のコンプレッサーの騒音対策~金属面にマグネットで固定できる4面体防音カバーを製作
こんにちは、製造部のズオンです。
先週、私は友人と釣り旅行にいきましました。釣りに行くのは来日前以来です。魚が釣れるのを待っている間、私は友人と沢山話をしました。私は少しか釣れませんでしたが、この旅行中は幸せな気分で過ごすことができ、とても有意義なものとなりました。これからもこの活動にもっと時間を費やしたいと思います。
今回は、「コンプレッサー用防音カバー」を紹介したいと思います。
作業環境測定の第Ⅱ管理区分に該当する騒音の改善
今回は、クリーンルーム内で使用するコンプレッサー用の騒音対策になります。機械の振動音が85~90dB出ており、作業環境測定の第Ⅱ管理区分に相当するということで、騒音対策のご相談を受けました。クリーンルームへの防音材の導入については、発塵性などの問題でグラスウールやロックウールなどの従来品は使用ができないケースが多く、専用の材料を用いる必要があります。
静科の防音材「一人静タイプZ」はこの問題を解決するために独自の構造を有しており、発塵が許容されないクリーンルームや、水が頻繁にかかるような環境でも安心してご利用が可能ですが、今回の案件では、「一人静タイプA」が採用となりました。
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防音カバーの製作工程について
今回は騒音部分を囲うためのコンパクトな箱状の加工が必要になります。最初に寸法を割り出して防音パネルを切断し、サイズが正しく合うように、防音パネル同士が接触する部分が滑らになっていることを確認した上で、シリコンの接着剤で固定します。形ができたら、リベットで固定しカバーの確実性を保証します。 さらに意匠性も考慮し、L字型の枠を防音カバー接触部分に取り付けます。さらに防音カバーの裏側の接地面にはマグネットシートを取付け、防音カバーを金属表面に固定できる仕様としています。
コンプレッサー用の防音カバー概要
- 「一人静 タイプA」 (t37mm)使用4面体防音カバー
- 外寸:幅658mm×奥行140mm×高さ345mm
- 内寸:幅585mm×奥行103.5mm×高さ308.5mm
- 接地部にラバーマグネットを採用



製作後の感想
この業務を完了させるプロセスで、計算方法など多くの学びが学びがありました。顧客からのフィードバックを待ちつつ、以降、このプロジェクトの有効性を共有できればと思います。
今回は、「クリーンルーム内のコンプレッサー用防音カバー」についてご紹介させていただきました。弊社は、現場状況や騒音対象物に応じて防音対策をご提案を致します。些細なご相談からでも、現場確認や騒音測定を行わせて頂きますので、まずはご相談頂ければと存じます。騒音相談WEBツールより、ご気軽にお問い合わせください。