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株式会社静科

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    防音ボックス等の窓の取り付け方法~『押し縁(おしぶち)工法』が新たに可能となりました

    こんにちは、製造部Iです。

    メジャーリーグの大谷選手の今シーズンの活躍、本当に素晴らしかったですね。惜しくもホームラン王と10勝は逃しましたが、ヒット数、得点、打点、投球回数、奪三振において100という数字を達成して信じられないの一言しかありません。個人的には来シーズンは、是非ダルビッシュ投手との対戦も見てみたいと思っています。

    さて、本日は『押し縁(おしぶち)工法』という、窓の取付け方法が新たに製作可能となりましたのでご紹介させて頂きます。

    従来の防音ボックス等の窓は『はめ殺し窓』を使用

    防音ボックスを製作する上で頻繁に行う加工方法として窓の取付けがあります。ボックス内部の状態を外から確認するためや、内部の明かり確保のため(光を通すため)に必要となるケースが多いです。今まで静科の窓製作においては『はめ殺し窓』と呼ばれる、少し物騒な名前の工法しかありませんでした。

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    はめ殺し窓は建築用語で、壁などに直接はめ込まれた開閉できない窓のことを言います。密閉度を高くするため、防音・音漏れの観点からはメリットのある工法ですが、基本的には取り外したりすることが簡単にはできないため、誤って窓が割れてしまった際などは、交換・修理が難しいというデメリットがありました。

    新たに『押し縁窓』の製作が可能になりました

    工場の防音対策を行う時など、安全衛生上の都合で、窓の取り替えがすぐ可能な状態にしておく必要がある場合があります。従来のはめ殺し窓では窓の交換は難しいため、今回静科の製造技術部では新たに『押し縁窓』の製作をできるように致しました。

    『押し縁』とは、建築用語でガラスやパネルなど板状部材の周囲を、サッシ枠などで押え留める事を指します。押し縁窓はパッキンのようなもの(ゴム)で窓を固定するため、窓の取り外しや交換が容易に可能となります。

    また、この固定用のゴムパッキンが密閉度を高める役割を担いますので、防音・音漏れの観点からもデメリットの少ない工法となっております。 コスト面で考えると、はめ殺し窓に軍配があがりますが、 取り外しの観点に加え、個人的には、見た目の方も押し縁窓の方がかっちりとしていて、かっこいい気がしています。

    どちらの工法も防音効果の面では問題ありませんが、メリット・デメリットがぞれぞれございますので、今後防音パーティションや防音ボックス、防音カバー、防音室に窓の取付けをお考えの際は、お電話やお問い合わせフォームにてお気軽にご相談ください。