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株式会社静科

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    切削工具メーカーの混練機の騒音対策~水に強い防音材を使用した四面体カバーを製作

    みなさんこんにちは。製造部のHです。最近肌寒い日が増えてきましたね。衣替えが終わっていないので毎朝タンスの奥から長袖を引っ張り出しています。

    さて、本日ご紹介致しますのは「混練機用防音カバー」です。混練機の騒音でお悩みの方がいましたら是非一度お読みください。

    で水が跳ねる場所での防音

    今回ご相談してくださったのは、とある切削工具のメーカーの方でした。材料を混ぜるのに混練機を使うそうなのですが、その音が気になると従業員の方から相談されたそうです。

    しかし、混練機を囲うのには一つ問題点がございました。それは液体を扱う事があるという事です。混練機で液体を混ぜると、液体が周囲に飛び散ることがあるそうです。

    一般的な防音材であるグラスウール等は、非常に水に弱い素材です。濡れると防音効果が低下してしまい、すぐに新しい防音材に交換しなければならないということになってしまいます。

    そこで弊社の製品が活躍致します。今回は「一人静タイプZ」を使用致しました。タイプZは弊社の代表製品であるにフィルムとパンチングメタルを重ねたもので、水に強い造りとなっております。

    中で液体が飛び跳ねても中に水が浸透しない為、防音効果が落ちることがありません。メンテナンスが不要で、一定期間で交換する必要が無いため、長期に渡りご使用頂けます。

    壁際の機械を四面体で防音対策

    騒音対策をする際に、よくご相談頂くのが「どのように対象を囲うか」という点です。もちろん前面を覆ってしまうのが一番効果が良いのですが、対象が設置されている場所によってそれが出来ないことが多いです。

    どのように囲えば効果が出るかわからないという方がほとんどで、騒音源の情報だけを頂くこともあります。そう言った場合でも、お客様とご相談しながら対策を進めて行きます。

    今回対策致しました混練機は壁際に設置されていました。壁との間のスペースが狭く、全体を囲うことが非常に困難な場所でした。そこで今回は壁以外の面を覆う四面体という仕様に致しました。

    最上部にある写真が実際に作成しました防音カバーとなります。ドライバー一本で組立て・解体が出来るため、今回はお客様の方で設置して頂くこととなりました。

    弊社の製品は様々な場所や状況で活躍致します。一般的な防音材で難しい防音でも、弊社の製品であれば可能な場合がございます。是非一度騒音でお悩みの方がいましたらご相談ください。