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株式会社静科

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    コンプレッサーの騒音対策用防音ボックスを製作~機器による熱篭りを防止

    皆さん、こんにちは製造部のSです。

    今回は、産業用自動機械メーカーからのご依頼で、熱篭りによる安全装置付きコンプレッサー用防音ボックスを作成したので、それについて書いていきたいと思います。

    放熱性に優れた吸遮音パネル+吸気・排気ファンで熱籠りを防ぐ

    コンプレッサーは騒音の他にも、熱を発してしまうという難点もあり、防音ボックスでコンプレッサーを覆ってしまうと、熱が籠ってしまいコンプレッサー本体の故障に繋がってきてしまう恐れがございますので、吸気・排気ファンを取り付けることによって、ボックス内の空気を循環させることができ、故障の抑制が可能です

    。吸排気ファンは吸気と排気の小型のファンを取り付けることにより、空気の流れを作り熱を籠らせずにする役割を持っています。単純にファンを取り付けただけだと熱と一緒に音も漏らしてしまうので、弊社では吸排気ファンカバーをつける取り組みをしています。

    もう1つの取り組みが「一人静タイプD」の使用です。「一人静タイプA」が断熱性に優れているのに対し、は、内部構造に熱伝導性の高い素材を使用しているので放熱性に優れております。ポンプだけでなく、モーターや発電機など、熱がこもりやすい騒音源の対策にはぴったりの製品です。

    全体をタイプDで囲うのが理想ですが、熱の逃げやすい天井部を「一人静タイプD」にするだけでもそれなりの放熱効果を得ることができます。性能については過去記事も参考にしていただけると幸いです。

    関連記事:放熱タイプの防音パネル~温度差実験

    取っ手・扉・蓋など様々なオプションの設置が可能

    他にも防音ボックスの天面に蝶番や取っ手を付け、開閉できる簡易的な扉や蓋を設置することができます。これにより、容易にメンテナンス行えたり、防音ボックス内の機器の出し入れをスマートにすることができます。

    以上のように、お客様の要望に合わせたオプションも充実しております!コンプレッサーの騒音や工場の騒音相談、その他機械の騒音など、防音のお悩みは弊社にお任せください。