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湿度と音の関係性~水分による吸音材への悪影響

2018-11-23 ブログ

製造部②です。

11月も終わりに近づき、空気が乾燥する季節になってきました。本日は「音と湿度」についてお話したいと思います。

湿度とは

まず簡単に湿度について説明致します。湿度とは大気中に含まれる水の量(水蒸気)を比率で表した数値です。空気が水蒸気の形で包含できる水分量は、温度により一定しています。この水分量の最大値を100として、実際に空気中にある水分量が最大限度の何%に当たるかを比率で表した数値が「湿度」です。

湿度が高くなると音のバランスが崩れる

音というものは空気が振動することで伝わっていきます。
湿度が高くなり空気中の水分量が多くなると振動する物質が多くなり、音が伝わりやすくなります。

また、湿度の影響は低い音、高い音によっても違います。
周波数が低い低音は毎秒の振動数が少なく、逆に音の振幅が大きいので、湿気を含んだ重たい空気の中でもある程度伝わっていきます。
しかし、同じ音でも高音域になってくると音の振幅が小さくなり、湿度の高い空気に吸収されてしまいます。
このような状態では高い音と低い音で違った伝わり方をしてしまい、ギターやヴァイオリンといった楽器の演奏の際には、どこかモタモタした(こもったような)音に聞こえてしまうことがあるそうです。ミュージシャンの方が湿気を嫌うのは、こういった状況で音のバランスへの悪影響を受けてしまう、という理由からなのでしょう。

吸音材への影響

湿度は吸音材にも影響を及ぼすことがあります。

グラスウールなどの繊維系の素材は、価格が安価で流通量も多く、吸音材や断熱材としてよく利用されています。しかし欠点として、湿度から影響を受けて吸音率が低下してしまう、という点が挙げられます。繊維系の吸音材は湿度を吸収しやすく、湿気を多く含んだ吸音材は質量が多くなり、結果として音を伝えやすい状況になります。そしてその分、音を吸音する能力が下がるのです。

吸音材を湿気や水から守るために別の素材で表面を覆ってしまうと、そこから音が反射するため、本来の吸音性能が発揮できず本末転倒になってしまいます。

水分・湿気に強い防音材~「一人静タイプZ

この問題を解決できるのが静科が独自に開発のした防音パネル「一人静タイプZ」です。表面に薄く巻いたフィルムにより、音は通すが水は通さない、という理想の形を実現しました。これにより、水分や湿気による影響を最小限に食い止めつつ、吸音性を維持することができます。

静科では従来の吸音材、防音材ではクリアが難しかった課題に挑戦しております。何か音の事でお困りのことがございましたらお問い合わせください。

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