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株式会社静科

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    2018-10-16

    音にまつわるミステリー②~星の声が聞こえる!?「惑星音」

    製造部②です。

    最近ぎりぎりまで掛け布団は夏用で済ませていましたが、ついに昨日、寒さに耐えかねてぶ厚めの布団を引きずり出してきました。本当に気温の変化が著しいですね。

    さて、今日は前回の「アポカリプティックサウンド」に続きまして、音にまつわる世の中の不思議な現象をご紹介していきたいと思います。二回目となる今回のテーマは「惑星音」です!

    音の性質をおさらい

    音は空気や固体が振動することで耳へと伝わってくることは皆様よくご存知でしょう。しかし宇宙のように空気が存在しない(真空状態)の場合は、音が存在していたとしても、伝わるための媒体がないため、人の耳には聞こえません。某宇宙戦争映画で戦闘機の爆発音が聞こえるのは科学的にはナンセンスなことだそうな(もちろん映画を楽しむための演出上は必要不可欠なのですが)。

    NASAが宇宙の音「惑星音」を公開

    しかしながら、この”宇宙では音は聞こえない”という常識を覆すような発表をNASAが行いました。それが惑星が発する音「惑星音」です。これらの音データはNASAが太陽系内の各惑星より記録したもので、20種類以上もの音データがあります。私自身も何種類かの音を聞いてみましたが、非常に奇妙で不気味な音から、何故か聞いていると落ち着くような音まであり、とても興味深い内容となっています。
    Spooky Space ‘Sounds’

    惑星音の正体とは?

    実はこれらの音データは本当の意味での「音」ではありません。これらの音は、惑星やヘリウムガスなどから放出される電波をキャッチし、それを人の耳に聞こえるようNASAが独自の技術で音データに変換したもののようです。つまりは人工的に作られた機械音なのですが、音を聞いているとその神秘的でミステリアスな響きに不思議と惹かれてしまいます。こういった遊び心のある研究は実に面白いですね。宇宙にはヒーリング効果のようなものがあるとの発表もあるようなので、そういった研究とも結びついていくのかもしれません。