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株式会社静科

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    周囲の個人住宅への室外機の騒音対策~弊社吸音パネルを使用した防音壁を設置@大阪

     こんにちは、ソリューション事業部です。今回は大阪で室外機の防音壁を設置したのでご紹介いたします。

    防音壁を設置して直接騒音と反響音を低減

    使用している室外機の音が、周囲の個人住宅から問題となり、防音壁を設置いたしました。工場や公共施設の室外機の場合、個人宅に比べても大型になり、ファンの位置も正面ではなく上面に設置しております。そのため、周囲の壁に反響して大きく騒音が広がってしまう傾向にあります。一般的な壁(ブロック塀やコンクリートなど)は反響音を抑える効果がありませんので、反響をかえって大きくしてしまいます。対策としては吸音パネルでの防音壁を設置することで、直接の騒音と反響音を低減できます。

    防音壁の設置方法

     今回使用したパネルは、不燃認定の低音~高音域吸音タイプの一人静タイプAになります。は1m×2mあたり16kgなので、男性 2名で持ち上げることができるので設置の際にも重機(クレーン、フォークなど)を使わずに取り付けができます。室外機の基礎コンクリートに鋼材やフレームをアンカー止めしていただき、パネルをはめ込んでいくことで防音壁として設置ができます。室外機の熱交換の問題がありますので、室外機正面から約1m程度離して設置していただくと、室外機の性能を落とさずにご利用いただけます。

    また、現場によって配管などの切り欠きが必要になる場合は、電動のこぎりやホールソーでカットできます。カットした部分は素材の劣化防止のためアルミ製の止水止めテープで保護をしてください。パネルとパネルの隙間は専用のHワクがありますが、空いてしまう場合はシールコーキング材で埋めていただくことで音漏れを軽減できます。パネル単体は風加重や曲げ強度など計測しておりますが、実際の設置時には鋼材の強度が大切となります。鋼材は風を受けても曲がらない強度、基礎にしっかりと固定をしてください。また、強風が吹く場合は振れ止めをしていただくといいと思います。

    現場で騒音測定後適切な防音パネルを選定、状況に合わせてカスタマイズや設置を対応

    タイプAは両面が耐腐食・耐水性のアルミ材を使用しておりますので、長期間での使用でも外観上の劣化が起こりにくい仕様になっております。パネルは周囲を保護する端面補強枠を取り付けた状態で出荷することもできますが、加工がある場合は取り付けないで出荷もできます。設置状況に合わせてご相談ください。

     当社では全国で防音壁の設置を行うこともできます。防音壁設置前には現場での騒音測定を行い、適切な防音パネルを選定した上で設置方法を検討してまります。ご相談がございましたらお問い合わせよりご連絡をお待ちしております。