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株式会社静科

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    2017-12-26

    騒音測定の進捗~最小限の防音対策を目指します~

    製造部です。

    科学の進捗にはついて行けない感は否めませんが、音の世界にも進捗があります。
    弊社も同様ですが、今までの騒音対策は先ず測定器で周波数やデシベルを計測し、騒音源がどこなのか見極めていく事から始まります。

    機械がポツンと置いてある様な条件であれば簡単ですが、様々な機械、入り組んだダクト、隣接する反響要因の壁など条件によって騒音源の特定が難しい事があります。
    実際対策した後に「こっちの音(対策していない機械)のほうが大きかったね」という事も多々あるそうです。弊社ではそのようなことが無い様、細心の注意を払って作業を行っていますが、やはり難しい現場も多数存在します。防音対策に予算を掛けて、別の機械がうるさかった。なんて元も子もないですよね。

    さて科学の進歩という話でしたが、現在最新の騒音測定器は可視化が出来るそうです。
    測定器にカメラが付いていて、映し出された映像に色で音の大小を確認出来るようになっているそうです。※例えば赤色が一番大きい音。青色が小さい音など。

    ビームフォーミングという技術が採用されていることが多い様ですが、特定の場所に電波の指向性を高めて測定できる技術のようです。無線LAN、Wi-Fi、携帯電話の通信に採用されつつある技術の様です。…もう私はついて行けてはいないですが…

    確実に騒音源が特定されれば大規模な防音壁やなど作らず、騒音源のみをコンパクトに囲って作業の邪魔にならない防音対策が実現できそうですね。

    弊社のパネル「一人静タイプA」などはジグソーや丸鋸で簡単に加工が出来るので、コンパクトな防音対策に向いている商材です。最薄型で厚さ約3センチというサイズですので、場所も取りません。必要最小限に防音パネルを使用することで作業スペースの確保のみならず、予算を最小限に抑えることが出来ます。

    まだ弊社では「可視化騒音測定器」は導入できていませんが、今後案件によっては考えていかなくてはいけない技術だと思います。今年もあと少しで終わってしまいますが、来年も更なる飛躍を目指して、様々な技術を取り入れていきたいと思います。

     

    場所を取らない薄型軽量の防音パネル