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株式会社静科

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    映像制作現場における反響音・騒音の悩み〜「株式会社撮れ高」様に伺いました

     こんにちは、ソリューション事業部です。先般InterBee2017にお越しいただいた「株式会社撮れ高」様より、映像制作の現場にて弊社製品の活用方法を伺いましたのでご紹介をさせていただきます。TVでも時々聞く業界用語「撮れ高」ですが「テレビ番組のために収録した映像のうち、放送に使える部分の長さや割合のこと」という意味の様です。会社名にも採用するほど、撮影技術にこめる思いも強い会社様です。撮れ高様はゴールデンタイム時のバラエティー番組や、2017年12月現在放映されているドラマの撮影、来年の箱根駅伝の中継など多彩な分野で撮影を行っております。当社とは異業種のようにも思えますが、撮影中に様々なシチュエーションにて音の悩みがある様です。

     例えば、撮影後の編集でナレーションを入れる場合、雑音が混入しないようにナレーションの周囲に吸音パネルが必要となります。編集自体は事務所の一室で可能となりますが、音声に関しては部屋の広さ、天井の高さ次第で高い音が響いたり、低い音だけが残ったりと録音した時に感じる現象がおこります。機器の進歩で音の響き方の調整はできますが、スタッフ個人個人の能力や技術に左右され時間もかかってしまいます。その点、予め響きを抑えて録音を行えば、後で響きをつけるだけなので抑えるよりも製作が早く進みます。

        当社のSHIZUKA Stillness Panelは男性の低音から女性の高音までカバーできる吸音性能をもっておりますので、ナレーション時の録音には最適です。実際にラジオ局やTV局の空き部屋に吸音パネルを設置し臨時の編集室やナレーション室としての活用をしていただいたことがあります。また、中継現場などスタジオのように整った環境がない場合にも簡易的に組み立てて録音ブースにすることも可能です。

     また、中継車にも音の問題が存在します。中継車に付属している発電機は低音域が発生するため、夜間などの撮影時には発電機稼働音が入ってしまったり、夜間の中継中には周囲環境への配慮も必要となります。環境への騒音対策へは低周波吸音パネルの「一人静タイプL」をご利用いただくことで、発電機稼働音、中継車の排気音の軽減が可能です。実績でも、中継車内の内壁に弊社の吸音パネルを設置頂き、内部の反響音を低減させ中継車内での編集作業環境を改善したり、排気ダクト周囲に設置頂くことで排気音の低減をさせていただいたことがあります。

     弊社製品が皆様の環境を改善・効率化をあげることができるように、これからも展示会を通して皆様と接してまいりたいと思います。