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株式会社静科

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    2017-09-29

    補助金事業により防音材開発~新製品開発の為のプロジェクト~

    製造部です。

    今期、弊社は「平成28年度補正予算・革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」申請、採択され計画を実行中です。

    いままでも「ものづくり補助金」により、新製品(平成24年度補正予算ものづくり補助金により床衝撃音用防音シート「一人静Grand」)を開発させていただいたり、吸遮音材の生産向上を前提とした品質の高度化/製造環境改善のために設備導入(平成25年度補正予算ものづくり補助金によりランニングソー・防音材接着の為の空調設備・乾燥炉導入)をするなど補助金事業を活用させていただき成長してきました。

    今回の「ものづくり補助金」でも新製品開発計画を申請し採択されました。まだ詳細は発表出来ませんが順調に進んでいます。弊社の特徴であるハニカム構造をベースに新たな防音材の試作を何点か製作しています。

    現在、試験機関で吸音率試験/透過損失試験/不燃材試験/燃焼試験/発塵試験/熱抵抗試験を実施中です。吸音率・透過損失は当たり前ですが、不燃認定も建材には必要な条件です。また発塵性は建材はもちろん、クリーンルームで使用していただくには重要な試験なので良い結果を期待しています。

    吸音率・透過損失試験参加見学は、新入社員に良い経験となるのでとても良いタイミングでした。いままでお客様にご説明していた吸音率データ/透過損失データがどのような試験機関、試験方法で測定されていたのかが教育できたので、これからのお客様への対応も変わって来ると思います。

    私自身も各試験機関へ申請書を作製するのですが、試験体の詳細や含有量、サイズの公差など細かく要求されるので、ご担当者様と何度も話し合い、修正書き直しをつづける事で試験へと進む事ができました。今後も弊社防音材開発業務では、前述の試験は必須なのでとても良い経験となりました。

    来月には補助金ご担当者様が、来社し補助金計画の進行状況などを報告する予定になっています。書類を準備し計画通り進行中の旨をお伝えし、11月中には社内で完了するように進めていきます。

    この様に弊社は補助金事業を活用させていただき会社はもちろんの事、社員個人も成長してきました。私はISO9001の構築後、間髪入れず取り組んでいるので、忙しい毎日を過ごしていますが本計画で新製品を開発し、より多くの騒音で悩んでいる方のお力になれるように精進してまいります。

    H24年度補正予算ものづくり補助金の開発事業で製品化した「一人静

    わかりづらいですが、H25年度補正予算で導入した「ランニングソー」