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株式会社静科

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    配線巻取り機用エンジンの騒音対策@茨城~外装にボンデ鋼板を使用した5面体防音ボックスで18.5dBの低減に成功

    製造部です。

    土曜日に花見をしようと計画を立てていますが、雨の予報です…。毎年花見の日は雨で寒いイメージがありますが、奇跡を信じて待とうと思います。

    さて今回は『線巻取り機用エンジン用防音ボックス』をご紹介いたします。

    外観塗装のためにボンデ鋼板を導入しより遮音性もアップ

    電線巻取り機に搭載しているエンジンの騒音が酷いため対策をしたいという案件でした。弊社防音パネルのみでも十分対応可能でしたが、今回は「外観の色も変えたい」というご要望がありましたので、外側を2mmのボンデ鋼板を使用してお好みのカラーに塗装し、その内部に弊社吸音材を取り付ける方法をとりました。この施工により、色味だけではなく、音を外に逃さない遮音性もアップし、一石二鳥の対策となりました。

    部分的に切り欠きや開口、扉などがあるため、密閉度は充分ではありませんが、弊社測定検査では、83.3dBの音源をボックス内に入れると66.8dBになりました。18.5dB減衰という結果が出ました。また低減しづらい、下記の低い周波数帯の音域においても、素晴らしい防音性能の製品が出来ました。

    低周波数帯の音域での防音性能

    • 200hz帯:72dB→50dB(22dB減衰)
    • 250hz帯:67.8dB→52.5dB(15.1dB減衰)

    鋼材の重量によって、低い周波数にも対応ができる事が改めて確認できました。低い周波数にお困りの方、且つ、見た目の色を変えたい方は、お気軽にご相談下さい。

    扉の設置や切欠きなど現場状況やご要望に合わせて対応

    また、細かな切り欠きによって、配線や設置場所にあるボルトや架台などを避けて対策が可能です。メンテナンス用の扉も、しっかりとロックができるハンドルで対応いたします。因みに今回の設置方法は、現地専用の架台に『ボルト締め+L字アングル』で溶接して固定を考えているとのことでした。

    側面にメンテナンス用扉を設置
    上部にメンテナンス用の蓋を設置

    騒音対策にあたり、仕様等お悩みございましたら、些細なことでも構いませんので、騒音相談WEBツールより、お気軽にお問い合わせください。現場状況やお客様のご意向、ご予算にあった騒音対策ご提案をさせていただきます。