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工事現場の防音壁に吸音は必要?~その他軽量化・設置コストなど

こんにちは、ソリューション事業部です。展示会後、お客様よりお問い合わせをいただいております。ありがとうございます。

 

さて、今回は防音壁の効果に関してご紹介させていただきます。今回は建築・建材系の展示会なだけに工事関係者の方も多くご来場いただきました。東京オリンピックも近づいてきただけに、都内の環境整備・工事に適応できそうな製品に注目が集まっておりました。しかし、工事を行う上では夜間での対応や日中でも音対策を考慮しなければいけません。

展示会ではそのことを念頭に置いた質問が多く、工事現場で使用できる効果の高い防音壁の質問をいただきました。特に吸音効果のある防音壁とない防音壁の違いを質問いただきました。音を遮音するのなら、コンクリートや鉛などの重量のある素材を使えば製品コストも安いし効果もでるのはずではないか?なるほど、確かにそうですよね。

音を遮断するには重量が必要です。コンクリート厚さ150mmであれば50db(500Hz)の遮音効果があるといわれています。しかし、これはあくまでも音源をコンクリート全面で囲った場合です。音源を囲ってしまえばコンクリートの内部ではキンキンに反響しますが、外部には漏れません。しかし、天井を外せば反響した音が外に漏れます。そのため、コンクリートのような遮音材とともにスポンジのような吸音材を取り付けて反響音・回析音を低減させます。吸音材に入射した音は熱エネルギーに変換され、音として聞こえなくなります。騒音源のすぐ近くに壁があれば、壁と遮音壁に音が反射して反対側に音が聞こえる場合もあります。防音壁に吸音材が必要なのは、このような反響音や回析音を軽減するためです。また、遮音のみの防音壁に比べ吸音タイプが有効な理由は他にもあります。

 

① 防音パネルの軽量化が図れる

遮音のみのタイプに比べ、吸音させることで反響・回析音をなくし防音効果を高めます。吸音材は基本的に重量ではなく空気層(厚さ)に頼ることが多いので軽量化が図れます。また、どんなに重量のある素材を使用しても、防音壁としては25dbが限界となりますので、重量に頼るのは限界があります。

 

② 設置コストが軽減できる

軽量化を図ることで、設置時のコストを低減できます。例えば、コンクリート製や鉄板のみの遮音壁ですと重量で20~50kg/㎡になります。この重量ですと少しの面積に設置するとしても人手と重機が必要になります。防音壁の設置は1週間程度でも重機のレンタルが1か月単位なのでトータルコストがかかります。輸送コストや運搬する荷卸しする際の人の数も必要です。

 

軽量化できることで工事現場などの一定期間騒音が発生する箇所の対策に便利です。防音壁に使用される防音パネルには様々な素材・製品がありますので是非特徴を把握したうえでご検討くださいませ。また、工事現場で多用される防音・遮音シートの多くは重量に頼っているため、吸音効果はありません。騒音源よりも高さ・幅を増して設置しないと反対側に回析音が聞こえます。

弊社製品はすべて吸音と遮音を兼ねた防音パネルになりますので、上記メリットを兼ねそろえております。また、吸音材の難点となっていた湿気や紫外線による劣化、風圧による性能低下に対しても対応しております。

薄型軽量防音パネルの利便性