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株式会社静科

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    吸音スポンジと吸音パネルの違いについて~弊社製品は様々な素材を組み合わせて幅広い吸音効果を実現

    こんにちは。ソリューション事業部です。今回は、お客様より『吸音スポンジと吸音パネル』の違いについてお問い合わせがありましたので、回答させていただきます。

    吸音の仕組みやそれぞれの性能について

    基本的な認識ですが、吸音スポンジと吸音パネル共に、音を反響させない性能を持っております。名前からすると、音を自然に吸いそうなイメージがありますが、素材の内部に無数にある多孔質(穴です)に音エネルギーが入射することで、熱エネルギーに変換されます。エネルギーが変換されることで音が軽減します。

    この多孔質素材によって孔の密度が違いますので、単体で使用するよりも複数の素材を組み合わせた方が、効果が高くなります。特に低音域は1秒間のエネルギーが大きくなりますので、吸音材も厚さがないと効果が出ません。

    吸音スポンジの場合は、ほぼ単体の素材で構成されていることが多いです。そのため、限定的な音域しか効果が得られにくくなります。吸音パネルは、スポンジ、ウールなど様々な素材を組み合わせているため、幅広い音域に対応できます。

    吸音スポンジと吸音パネルのメリット・デメリット

    ここまで聞くと、吸音パネルの方が利用しやすそうですが、双方のメリット・デメリットもあります。まず、コスト面から吸音スポンジは安価です。反対に、複合体の吸音パネルは、同じ面積分割高な傾向です。また、重量の点でもスポンジの方が軽量で、加工が容易に行えます。吸音パネルは、高い効果の反面、重量があって設置個所を検討したり、複合体の為切断でも確認が必要です。

    静科では基本的に全製品、様々な素材を組み合わせて、幅広い吸音効果を可能としております。上記の代替えで検討しますと、下記に分類できます。

    吸音スポンジ系(軽量、設置がしやすい)

    吸音パネル(音の遮断もします)

    弊社を含め、各メーカーさんには様々な製品がありますので、ご自身で行う騒音対策内容に合わせて、ご検討ください。