精機設備の騒音対策用防音パネルを製作 ~クリーンルーム対応「一人静タイプZ」使用した図面支給による加工対応
みんなさん、こんにちは。製造部のヅアンです。
もうすぐゴールデンウィークですね。私は今回の連休では、久しぶりに少し遠出をしてリフレッシュしたいと考えています。自然の多い場所に行って、ゆっくり過ごすのもいいかなと思っています。 お出かけされる方も多いと思いますが、楽しく充実した時間を過ごせることを願っております。みなさん、素敵な連休をお過ごしください。
さて今回は、精機設備の騒音対策として製作した防音パネルについてご紹介したいと思います。
精機の騒音に関するご相談背景
今回のお客様は、精機の稼働時に発生する騒音にお困りで、防音カバーの導入をご検討されていました。 精機は高精度な加工や制御を行う設備であるため、設置環境にも配慮が求められます。特に今回の設置場所では、作業環境の改善に加え、周囲への影響を抑えることが課題となっておりました。 また本案件では、お客様側にて防音カバーの構想および詳細な設計図面をご用意されており、弊社ではその図面をもとに防音パネルの製作を行う形でご依頼をいただきました。
クリーンルーム対応「一人静タイプZ」について
本案件では、防音性能に加え、使用環境への適合性も重要なポイントとなりました。 特に精機設備は高精度な運用が求められるため、発塵や湿気などの外的要因が性能や品質に影響を及ぼす可能性があり、設置環境への配慮が不可欠です。 そこで採用したのが、クリーンルーム対応の「一人静タイプZ」です。
一人静タイプZは、弊社の代表製品である「一人タイプA」吸音材の表面にパンチング材や保護フィルムを施した構造となっており、外部からの衝撃や摩耗による劣化を抑制するとともに、発塵リスクの低減を実現しています。
さらに、表面材により水分の浸入を抑え、湿気や水滴が発生しやすい環境にも対応可能です。 一般的な吸音材では、長期間の使用や接触により繊維の脱落や変形が発生する可能性がありますが、本製品ではそれらのリスクを抑制し、防塵性・防水性の両面から、クリーンルームなど高い清浄度が求められる環境でも安心してご使用いただけます。
図面支給による製作対応
今回の案件では、お客様よりご支給いただいた図面をもとに製作を進めました。 図面にはパネルの寸法や構造、取付条件などが詳細に記載されており、それらを正確に反映することが求められます。そのため、製作前には内容確認を丁寧に行い、不明点についてはお客様と擦り合わせを行いながら仕様を確定しました。
また、本案件では穴あけ加工も含まれており、取付位置や開口寸法の精度が重要となるため、加工時には特に注意を払って作業を行っております。 加工においては、図面通りの寸法精度を確保することはもちろん、穴位置や開口部の仕上がりについても細かく確認しながら進めています。わずかな誤差でも現場での組立性や性能に影響を与えるため、一枚一枚丁寧に製作を行いました。

防音パネル仕様 パネル
- 使用パネル:一人静タイプZ
- パネル枚数:15枚
- パネル寸法:約450mm × 450mm
- 製作期間:約3週間

本案件で使用している「一人静タイプZ」は、吸音材表面に保護構造(パンチング材・フィルム)が施されている特性上、製作後の再加工や仕様変更が難しい製品となっております。そのため、事前の図面確認および仕様確定が重要となります。 また、穴あけ加工や取付位置についても後加工での調整が困難なため、設計段階での精度検討が重要となります。製作時には図面内容を十分に確認し、精度管理を徹底したうえで対応しております。これにより、品質の安定確保にもつながっています。
まとめ
今回のように、お客様より図面をご支給いただくことで、現場条件に合わせたスムーズな製作対応が可能となります。 弊社では、防音カバーの設計から製作までの一貫対応はもちろん、パネル単体での加工対応にも柔軟に対応しております。 用途や環境に応じた最適なご提案をいたしますので、お客様の現場環境やご希望に応じたカスタマイズ対応も行っております。
防音・防振でお困りの際は、ぜひ騒音相談WEBツールよりお気軽にご相談ください。 今後もお客様のニーズに応じた高品質な製品づくりに努めてまいります。