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株式会社静科

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    2025-09-12

    不燃とは「火災時に燃え広がりにくい性能を持つ」こと~「一人静シリーズ」の不燃性能について

    皆様こんにちは。製造部の大澤です。

    今回は、当たり前のように使われている「不燃」という言葉の定義について改めてご説明いたします。

    不燃の定義について

    「不燃」とは、建築材料が燃えにくく、燃え広がらない性能を持つことを指します。日本の建築基準法では、国土交通大臣の認定を受けた材料のみが「不燃材料」として扱われます。不燃材料は火にさらされても一定時間以上発火・延焼しないことが試験で確認されており、防火安全性を確保するうえで欠かせない存在です。

    つまり「不燃=絶対に燃えない」ではなく、「火災時に燃え広がりにくい性能を持つ」ことを意味します。

    防音パネルが「不燃」でないとどうなるか

    防音パネルは、住宅・オフィス・公共施設など建築空間に幅広く使用される建材です。もし不燃性が確保されていなければ、以下のリスクが生じます。

    火災拡大のリスク

    音パネル自体が燃え広がり、火災被害を拡大させる可能性があります。

    建築基準法に不適合

    用途地域や建物規模によっては、不燃材料の使用が義務づけられているため、非不燃の防音パネルは施工できないケースがあります。

    採用候補から外れるリスク

    設計者や建築主にとって、防火安全性や法規適合は重要な判断基準となるため、不燃でない防音材は選ばれにくくなります。 

    不燃防音パネルで得られるメリット

    不燃性能を備えた防音パネルを採用することで、次のようなメリットが得られます。

    • 建物全体の防火安全性を高める
    • 建築基準法に適合し、公共施設や集合住宅でも安心して採用できる
    • 設計者・施工業者にとって選定しやすくなる
    • 防音性能と不燃性能を兼ね備えることで、企業の信頼性や付加価値を高められる

    一人静シリーズの不燃性能

    当社の防音パネル「一人静」シリーズは、国土交通大臣認定の不燃材料を取得済みです。そのため防音材としてだけでなく、建築基材としても安心して採用できます。

    • 公共施設
    • 商業施設
    • 学校・病院
    • 集合住宅

    上記のような、多くの建築物で「静かさ」と「防火安全性」を同時に実現します。「防音パネル 不燃性」や「不燃防音材」をお探しの方にも最適な製品です。

    まとめ

    防音パネルに必要なのは遮音・吸音だけではありません。火災時に安心できる不燃性能を備えることで、建築基準法への適合、安全性の確保、採用の幅広さといったメリットが得られます。

    「一人静シリーズ」なら、不燃認定を取得済みだからこそ、防音材でありながら不燃建材としても利用可能です。静かな空間を守りつつ、人の命と建物の安全を両立させる――それが「不燃防音パネル」の真価となります。

    弊社の製品「一人静シリーズ」にご興味ございましたら、法人のお客様は、当サイトの製品&サービスページ、個人のお客様は、弊社監修のサイレント・プロバイダーにて、それぞれご確認ください。