不燃とは「火災時に燃え広がりにくい性能を持つ」こと~「一人静シリーズ」の不燃性能について
皆様こんにちは。製造部の大澤です。
今回は、当たり前のように使われている「不燃」という言葉の定義について改めてご説明いたします。
不燃の定義について
「不燃」とは、建築材料が燃えにくく、燃え広がらない性能を持つことを指します。日本の建築基準法では、国土交通大臣の認定を受けた材料のみが「不燃材料」として扱われます。不燃材料は火にさらされても一定時間以上発火・延焼しないことが試験で確認されており、防火安全性を確保するうえで欠かせない存在です。
つまり「不燃=絶対に燃えない」ではなく、「火災時に燃え広がりにくい性能を持つ」ことを意味します。
防音パネルが「不燃」でないとどうなるか
防音パネルは、住宅・オフィス・公共施設など建築空間に幅広く使用される建材です。もし不燃性が確保されていなければ、以下のリスクが生じます。
火災拡大のリスク
音パネル自体が燃え広がり、火災被害を拡大させる可能性があります。
建築基準法に不適合
用途地域や建物規模によっては、不燃材料の使用が義務づけられているため、非不燃の防音パネルは施工できないケースがあります。
採用候補から外れるリスク
設計者や建築主にとって、防火安全性や法規適合は重要な判断基準となるため、不燃でない防音材は選ばれにくくなります。
不燃防音パネルで得られるメリット
不燃性能を備えた防音パネルを採用することで、次のようなメリットが得られます。
- 建物全体の防火安全性を高める
- 建築基準法に適合し、公共施設や集合住宅でも安心して採用できる
- 設計者・施工業者にとって選定しやすくなる
- 防音性能と不燃性能を兼ね備えることで、企業の信頼性や付加価値を高められる
一人静シリーズの不燃性能
当社の防音パネル「一人静」シリーズは、国土交通大臣認定の不燃材料を取得済みです。そのため防音材としてだけでなく、建築基材としても安心して採用できます。
- 公共施設
- 商業施設
- 学校・病院
- 集合住宅
上記のような、多くの建築物で「静かさ」と「防火安全性」を同時に実現します。「防音パネル 不燃性」や「不燃防音材」をお探しの方にも最適な製品です。
まとめ
防音パネルに必要なのは遮音・吸音だけではありません。火災時に安心できる不燃性能を備えることで、建築基準法への適合、安全性の確保、採用の幅広さといったメリットが得られます。
「一人静シリーズ」なら、不燃認定を取得済みだからこそ、防音材でありながら不燃建材としても利用可能です。静かな空間を守りつつ、人の命と建物の安全を両立させる――それが「不燃防音パネル」の真価となります。
弊社の製品「一人静シリーズ」にご興味ございましたら、法人のお客様は、当サイトの製品&サービスページ、個人のお客様は、弊社監修のサイレント・プロバイダーにて、それぞれご確認ください。