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株式会社静科

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    ドライ真空ポンプ稼働音の騒音対策~パネル設置が難しいスペースもゴムシートを使って防音対応

    みなさんこんにちは、製造部の横山です。

    久々に新幹線での移動があったのですが、初めてアイマスクを使って移動時に休憩を行った所、今まで仮眠を取れたことがあっても、疲れを取れた感じを得たことがなかったのが、数時間ぐっすり寝ることができたかのように仮眠を取ることができました。電気を消すことができないところで仮眠を取る際は、これからはアイマスクを必ず使用するようにしていきたいなと思いました。

    余談はここまでにして。今回は「ドライ真空ポンプ用防音カバー」をご紹介したいと思います。

    より効果的な防音方法をご提案

    今回ご相談頂いた内容ですが、実験室内においてあるドライ真空ポンプの振動音が大きい為、防音対策を行い、付近で作業する従業員への環境改善を施したいと、弊社にお問い合わせを頂きました。振動とポンプ内のモーター音がメインの騒音ということでしたので、騒音源への対応策として、『防音カバー』に『制振材』を取り付けた仕様をご提案させて頂きました。

    制振シートによる対策の効果

    制振シートは、防音という点ではその名の通り、制振という部分で防音効果が発揮されます。モーター等で稼働する機械や、発される音が低音域の場合、騒音源となるものが振動している可能性が高い為、吸音材や遮音材で防音するだけでは、効果が得られないことがあります。理由としましては、振動が床や空気から設置した部材に伝わり、振動がまた広がってしまう為です。制振シートのみでは、防音効果は大きく期待はできませんが、なくてはならない防音対策の一つになります。

    防音カバーによる対策の効果

    防音カバーでは、『一人静 タイプA』を使用することで、吸音面と遮音面が一体となっている防音パネルの効果で、騒音源から発する音を吸音と遮音を、行うことが可能ですが、制振シートを併用することで、より高い防音効果が得られるようになります。

    事前に情報を頂くことでハイクオリティな対応を

    本案件では、初めにお客様より、対策を行うドライ真空ポンプの図面を頂くことができた為、事前におおよその図面を製作してから、現場確認を行わせて頂きました。事前に図面を製作していたことで、現場にて、想定していたカバーが設置が可能なのか、仕様として不足している部分はないか細かく現場確認を行うことが可能となりました。現場確認後は、図面修正を行い、お客様にて図面の最終確認を行って頂き問題がないことが確認できましたら、防音カバー製作に入ります。

    ゴムシートによりパネル設置が難しい箇所も防音対応

    本案件の特徴的な仕様として、配線や配管が複雑に通っている箇所があることから、パネルの設置が難しい部分がありました。その箇所には、パネルではなくゴムシートを取り付けることで、設置の際に、配管や配線に影響がないように防音対策を行うことができます。ゴムシートでは、吸音効果が得られませんが、ゴムシートにぶつかった音が反射され、防音パネルで構成されている面にて吸音を行い、防音を行う仕様となります。全体を防音パネルで囲ってしまった方が、防音効果としては高くなりますが、形状や寸法等でパネルの設置が難しい箇所はこのような対応を行うことがあります。

    弊社よりご提案させて頂いた上記の仕様で、お客様にご納得頂きましたので、製作を進めていきました。今回の防音カバーの仕様や製作期間は下記となっております。今回のケースでは、お客様にて施工を行なうため、弊社ではパネルへ加工対応を行い納品致しました。

    防音カバー仕様

    • 全体サイズ:幅0.5mx奥行1.2mx高さ1.5m
    • 製作期間:1~2週間
    • 他仕様:排気用ファン,配線用開口

    今回は「ドライ真空ポンプ用防音カバー」をご紹介させていただきました。防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。

    防音カバー(別視点)