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株式会社静科

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    業務用室外機騒音対策@東京都~高さ2mの防音壁を使用し30dbの低減に成功

    みなさんこんにちは、ソリューション事業部のTです。

    ここ最近は毎週出張となっておりますが、出張先の地域の美味しい食べ物を堪能できる楽しさを満喫しつつ、各出張先で知り合いができるのも、非常に良い経験です。ホテルでは眠れなかったり、いろいろと大変なことも多い出張ですが、出張先で気になる観光地を数多く見つけたので、これからは旅行で楽しみたいと思います。

    さて余談はここまでにして、今回は『スーパーマーケット店舗の室外機の騒音対策事例』をご紹介します。

    現場の状況について

    住宅街の中にあるスーパーマーケットの室外機が、隣接する住宅に騒音をもたらしてしまっており、簡単に対策したいとのご相談をいただきました。室外機は業務用であり、広い面積であるお店の中の室温を調整するため出力が強く、住宅用室外機よりも大きな音が発生します。

    敷地境界線にはブロック塀がありました。ブロック塀は重量があるため、遮音性能としては十分高いのですが、吸音性能は殆どありません。

    防音壁設置前

    そのため室外機から出る騒音がブロック塀に当たると、吸収されずに跳ね返り、跳ね返った音が今度はスーパーマーケットの外壁に当たり、音が段々と上に抜けていってしまいます。その結果ブロック塀を超えて、住宅に騒音が届いてしまうのです。また音は跳ね返って反響すると増幅して、さらに大きな騒音となってしまいます。そのため吸音と遮音を組み合わせる対策が必要でした。

    『一人静タイプD』を使用した高さ2mの防音壁を設置

    防音壁設置後

    上記は、実際に対策をした際の写真です。放熱性に優れた『一人静タイプD』を使用した防音壁を設置しました。

    関連ページ:放熱に対応した防音パネル「一人静 タイプD」

    住宅用の室外機は高さ50センチ程度のため、室外機・エコキュート用防音パネル(幅1005㎜×高さ1005㎜)のような、高さ1mの防音パネルで対策ができるのですが、今回のような業務用室外機は高さが1500程度ありますので、高さ1mのパネルでは音が上から抜けてしまいますので、今回は高さを2mにしました。

    弊社防音パネルは高い吸音性能と遮音性能を持ち合わせているため、室外機の騒音を吸収しながら住宅への透過を低減してくれますので、騒音の跳ね返りを抑えながら防音することができます。住宅側にてパネル設置前後で騒音測定をした結果、設置前は約75㏈あった騒音が、設置後は約45㏈まで低減しておりました。

    軽量のためアングル固定で簡単設置

    弊社の防音パネル「一人静シリーズ」は非常に軽量なパネルです。

    関連ページ:製品&サービス

    グラスウールと鉄板で構成される一般的な防音パネルの約3分の1の厚みと重量で、同様の効果が得られるパネルです(今回使用した『一人静タイプD』は、平米あたり厚み37㎜/重さ8㎏)。そのためブロック塀にL字アングルで固定するだけで対策可能です。一般的な防音パネルの場合、重量があるため基礎を埋めてアンカー固定する必要がありますが、弊社のパネルでは簡単に取り付けができます。この点も非常に好評いただくメリットであります。

    防音壁をL字アングルで固定

    弊社は防音パネルを販売するだけでなく、防音対策を販売しております。

    現場ごとに最適な防音材・対策方法をご提案させていただき、最後の施工まで一貫したサービスをお届け致しますので、是非お気軽にご相談くださいませ。