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株式会社静科

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    日本女子ソフトボールリーグ☆開幕節の結果報告と次節のお知らせ

    こんにちは。随分暑くなってきましたね。

    花粉が落ち着いたかと思えば、ナイター練習でも汗ばむ季節となり、相変わらず目まぐるしく季節が過ぎております。(笑)

    本日は先週行われた、日本女子ソフトボールリーグの開幕節の結果報告と、次節のお知らせをさせて頂きます。

    VS MORI ALL WAVE KANOYA 6-2★

    関連サイト:プラチナ 2023年04月15日(土)厚木SC VS MORI ALL WAVE

    開幕節初戦は、昨年総合順位3位【MORI ALL WAVE KANOYA】との対戦。一部リーグ出身(現:JDリーグ)の選手が多く在籍する技術力の高い選手が勢揃いのチームで、格上相手との戦いとなりました。

    初回のHRと長打の2点以降毎回走者を出すも粘り強く投げ抜いたバッテリーの踏ん張りもあり、最強打線相手に2点と最少失点で守る厚木SCは、3回裏に昨シーズンは怪我に泣いた#6 大場がファースト前セーフティバントを決めチャンスを作ると、続く#23 小山が2打席連続の2塁打を放ち1点を返しました。その後フォアボールで出塁をし、1・3塁の場面で頼れる4番の#18 後藤のレフト戦へタイムリーツーベースを打ち2点目を追加し試合を振り出しに戻しました。

    両者一歩も譲らずタイブレークにもつれ込む8回、1アウト3塁で元日本代表にも選出されている谷川選手に初球センターオーバーを許し、そこから守備の連続エラーで4点も盗られてしまいました。自らあげてしまった点を返すこともできず、そのままゲームセットとなり最終スコアは6-2と4点差も付けられ、リーグ初戦は苦い敗北で終わりました。

    負けてはしたものの、格上相手に途中までは堂々たるスコアで相手にも勝る雰囲気で、相手に流れを掴ませないチームの団結力で戦い抜きましたが、地力で劣る相手に弱みを見せてしまったところが最大の敗因でした。試合後に観ていた方々には「強くなったね」「MORI相手に凄いね!」とお褒めの言葉を頂くことが出来ました。ただ、私自身は「勝ちは勝ち 負けは負け」だという気持ちが強く、悔しさも惜しかったからなおのこと増しておりました。皆も同じ気持ちだったと思います。それは、去年までは見えなかった何かが見えた瞬間でもありました。チームが一つになれば、まだまだ強くなれる。勝てる相手なんだと実感しました。

    VS VONDS 市原 3-4★

    関連サイト:プラチナ 2023年04月16日(日)VONDS市原 VS 厚木SC

    翌日の試合は【VONDS市原】との一戦となりました。リーグでは対戦するのは初めてとなり、チーム選手もがらりと変わった印象を受けました。

    新生VONDS市原との対戦は、初回にランナーを2番打者をエラーで出塁を許すと続く3番に2ランHRを打たれ2点を先取されました。その後粘りをみせ3回表に大場が内野安打で出塁。昨日から絶好調の小山の2塁打にて1点を返します。その後#29 薦田のファースト強襲ヒットで1点追加で同点までもっていきます。しかしその後、相手打者に3ベースを許し、ライトの浅いフライでタッチアップ。俊足のランナーがホームに還ります。ジャッジに対する抗議も虚しく1点を追加され、追い込まれたかと思いきや、その後ランナーをヒットで出塁させ犠打で送り、2死後#15 小笠原が粘ってからの右中間を破る2塁打で1点を返し試合を振り出しに戻します。

    そのまま昨日と同じくタイブレークに入ると、先攻の厚木SCは5回守備から入った私が先頭バッターで、きっちりと送り1アウト3塁を作るも後続のバッターは2人倒れ0点で苦しい展開に。8回の先頭打者を代打起用してきたVONDSも、定石通り送りバントをしてきたので一か八かのプレーで3つを刺しに行くも自身が刺せず0アウト1.3塁に。その後満塁策をとりピンチを迎え、最後はワイルドピッチとなり1点を失いゲームセットと苦い負け方となりました。

    今回の二試合を振り返って

    「とられては取り返して」を繰り返した二試合ではありましたが、どちらも先制はできず常に相手を追う展開となったことで均衡した苦しい試合内容でした。タイブレークの回数も昨年から多く、タイブレーク勝率が圧倒的に低いのが私たちの課題です。先攻であれば「最低でも1点をとらなければ終わり」という覚悟を持って攻撃を行わなければ、守備は苦しくなる一方なので絶対に1点をとりにいける様に戦術や技術、そして精神的強化を行うのが必須です。また今回は昨年に比べてグッとバッティングが伸びてきていますが、とれるアウトを当たり前にとれていないのが今大会では目立ちました。最低限のプレーをしていればタイブレークからMORI戦のように大差で負けることもなかったので、一球に対する執着心が弱い様に感じました。全員が共通で感じていることなので、日々練習で指摘し合うことで潰して行きたいと思います。

    「得点圏での一本が打てなかった」という反省について

    よく聞くこととして「得点圏での一本が打てなかった」という反省がありますが、それをチームとして負けた理由にするのは私はあまり好きではありません。

    一本が打てるか打てないかの反省は、打席に立った当事者がすればよいと思うからです。チームで考えるべきことは、打者や相手のシフト、投手によって想定すべきこと全てを想定する、そして点数を獲れる確率が高い攻撃が何かを判断し見極めて戦うこと。試合で選択した結果が最善策がだったのかどうかを考えることがチームで反省することなのだと思っています。より点数を重ねる確率が高い戦術・技術を試合で実行する為に、時には賭けにでたり、長打一本を狙う場面も当然あってよいのです。

    最善の選択を考えて選択したが、結果としてできなかったということであれば、課題の質があがっていきますし、やることが明確であれば「たられば」の反省は出ないはずですから。

    そうなるとチームも個人も前向きになります。ただ「この場面で打たなきゃ」と精神論で気負うよりも、何をするかを明確にしてから打席に臨む方が得点できる確率が高くなると思いませんか?私自身はそう思うので、結局のところ精神的強さは絶対に必要ですが、頭がすっきりし迷いなく思い切りよいプレーができるのは間違いなく後者だと思います。やるべきことが分かっている(個人としてもチームとしても)チームは強いのです。

    「打てていれば」「捕れなかったから」というのではなく、「なぜ打てなかったのか」「どうしたら捕れたのか」そういう反省が本来の反省なので、反省の意味をはき違えていては前に進めないなと、改めて今節を通し感じました。

    また、個人として活躍することもなく試合にフルで出場することもなく負けを重ねた悔しさというのは、不甲斐なさしか残りません。次節に向けて自分が最大限のパフォーマンスができるように、見直すべきことと継続していくこと、新たに取り入れることを日々の練習外から考え実践していきたいと思います。

    次節のお知らせ

    反省や課題ばかりでシビアな内容ですが、私自身は元気いっぱいです(笑)

    そして!!なんと次節は地元厚木大会です(^^♪

    日時対戦相手場所
    2023年5月19日(金) 10:00~大和電機厚木市営及川球技場(1塁側:先攻)
    2023年5月20日(土) 15:00~ペヤング厚木市営及川球技場(3塁側:後攻)
    2023年5月21日(日) 10:00~花王コスメ厚木市営及川球技場(3塁側:後攻)
    対戦表

    日頃応援してくださる方々も、直接足を運んで頂ける機会が多くなると思いますので、3連戦全て勝てるようにチームメイトと切磋琢磨し、頭を使いながら日々取り組んでいきたいと思います。感謝を返すのに地元大会は最高の舞台です。悔いなく戦い、勝って笑顔で終わるのが最大の恩返しです!今回出た課題をそのままにせず、潰していけるよう改めてチーム一丸となって戦っていくので、お近くの方は是非お気軽に足をお運びくださいませ。

    それでは来月もご声援のほどよろしくお願いします!