学生時代から社会人になるまでのトレーニングの変化(中編)
今回は前回の内容に引き続き、大学生になってからのトレーニングの変化について書いていきたいと思います。
前回の記事をまだお読みでない方は、是非先にこちらを読まれてからこの記事をお読み下さい。
大学生になってから変わった事
まず大学になってなってからどのように練習環境が変わったかですが
- 高校まで通っていたスイミングスクールを卒業して岡山大学水泳部での練習になった。
- 練習時間が朝6:00からになった。
- 大学の部室やトレーニングルームを利用してトレーニングをできるようになった。
という変化がありました。
練習中の意識の変化
まず水中練習を大学水泳部で行うようになったという点が1番大きな変化です。岡山大学水泳部には監督やコーチはおらず、年間計画やメニュー作成等の全てを部員が行います。強豪校のほとんどは監督やコーチ、トレーナーなどがおり、様々な指導やアドバイスをもらいながらトレーニングを行なっていると思います。しかし私が身を置いた環境にはそのような体制はありませんでした。
そのため練習中に部員同士で泳ぎを見合ったり、定期的に泳ぎを撮影し、確認するような機会も作ったりしていました。このような環境の中から全国の舞台で活躍するに至るようになる為には、『常に考えながら練習する』という事が必要不可欠かと思います。
コーチやトレーナーがいれば、その人は専門的な知識や経験を多く持っていると思いますので、言われた事をしておけば、ある程度のレベルまでは成長できると思います。しかし指導してくれる人がいないのであれば、自分自身で自分の泳ぎを分析し、強化や改善を繰り返していくしかありません。
出されたメニューを淡々と繰り返していくだけでは全国のトップレベルを目指していくのは難しいでしょう。私がこの事に気付き、変わり始めたのは大学2年になってからの事でした。
練習時間の変化
また大学生になってからは練習時間が朝の6:00からになりました。

岡山大学水泳部では基本的に週6回の朝練と部室やトレーニングルームでの陸トレを行なっていました。そのため基本的に部活として泳ぐ事ができるのはこの朝の時間のみということになります。高校生までは学校が終わった後、18:00頃から練習をしていたので実に半日もの差があり、慣れるまではとても苦労しました。早起きが苦手だった自分にとってはさながら地獄といったところでした、、、
しかし朝練にはメリットもあると思います。それは試合の時に朝から身体が動かしやすくなるという事です。早い時間から身体を動かす習慣を付けることによって、午前中に行われるレースの予選でより良いパフォーマンスを発揮できるようになったのではないかと思います。
これは特に予選突破である程度のタイムが求められるような試合では特に役立ちました。
大学生になってからの陸上トレーニング
岡山大学水泳部では外プールと部室、トレーニングルームを利用する事ができました。(現在はプールは使用出来ません。)

また部活としても週4回の陸トレメニューが決められており、授業の合間に集まってトレーニングをしていました。その中でも特にやって効果が出たトレーニングはウエイトトレーニングでした。上記したように大学2年になって自分に足りない物を考えた時に出た要素の1つが筋力でした。
私は元々身体が細く、今よりも遥かに筋肉も筋力もありませんでした。現在行なっているような本格的なウエイトトレーニングではありませんが、自分に必要だと思う部位のトレーニングを重点的に行なっていました。このウエイトトレーニングの成果が大学3年生時のインカレ優勝に大きく貢献したと思います。
大学生になってからの変化はこのような形です。次回は社会人になってからの変化について書いていきたいと思います。
お読み頂きありがとうございました。