Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    静科ウェブサイト上にて簡易騒音シミュレーションツールを導入しました

    こんにちは、製造部の岩﨑です。

    今年も梅雨がやってきました。家の中でシトシトと降る雨の音を聞くのは嫌いではありませんが、お出かけが億劫になるシーズンです。運動不足解消のために室内でもできる踏み台昇降運動を気が向いた時だけやっていますが、本腰を入れてないせいかあまり減量効果は出ておりません。本格的に暑くなる前になんとかしたいところです。

    さて、本日の記事では今年の4月より開始しているサイト上の騒音シミュレーションツールについてご紹介したいと思います。

    簡易的な騒音シミュレーションができるようになりました!

    メールマガジンでは既にご報告させて頂いておりましたが、弊社のウェブサイト上で簡易的な騒音シミュレーションができるようになりました。

    関連ページ:防音シミュレーションページ

    こちらのページでは、下記3種類の計算が可能となっております。

    1. 防音壁を設置した際の騒音シミュレーション
    2. 防音ボックスで囲った際の騒音シミュレーション
    3. 距離減衰による騒音シミュレーション

    今回、これらの3種類のシミュレーションについて簡単に補足説明させて頂きます。

    ①防音壁のシミュレーション

    弊社の防音パネル「一人静タイプA」を防音壁として設置した際に、測定点でどの程度まで音が低減するのかの数値シミュレーションができるツールです。

    音源、防音壁、想定したい測定点の高さと、音源から防音壁の距離、防音壁から測定点の距離、直近1mでの騒音値を入力することで、音が低減した後の測定点での騒音値を簡易計算することができます。

    基本的には防音壁の高さを高くすると回り込み音が低減され、騒音値は下がります。また、測定点までの距離を長くすることでも距離減衰による低減効果で騒音値を下げることができます。(音源から離れるほど音が小さくなるイメージです)

    使用例:室外機の前に1.5mの防音壁(一人静タイプA使用)を立てるシミュレーション / 75dB⇒54.8dBに低減

    ②防音ボックスのシミュレーション

    ①の防音壁シミュレーションは他のウェブサイトでも取り扱っているところもありますが、②の防音ボックスのシミュレーションは他ではあまり見かけることがないツールです。

    こちらでは一人静タイプAとタイプLの吸音率データや遮音特性を元に近似計算をしております。ボックスの大きさと騒音値を入力することで簡易計算が可能です。

    ボックスの設置前後で測定場所が移動しない場合のみの計算にはなりますが、ボックスを導入した際のおおまかな目安にはなるかと思います。

    使用例:小型コンプレッサーを防音ボックス(一人静タイプL使用)で囲った際のシミュレーション / 85dB⇒56.7dBに低減

    ③距離減衰のシミュレーション

    こちらは音源から離れたときに音がどのくらい下がるかの簡易計算ができるツールです。

    一般的な計算式を用いておりますのでネット上を探せば類似のツールがたくさん出てきますが、こちらのページでは高さも考慮に入れた計算ができるのが特徴です。

    例えば、地上にある音源が離れた家の2階ではどのくらいの音になるか、おおよその騒音値が知りたい時などに利用可能です。

    使用例:地上にあるモーター音が水平距離5m離れた建物の2階(3m)でどのくらいの音になるかのシミュレーション / 80dB⇒65.4dBに低減

    より詳細なシミュレーションが必要な場合はお問い合わせください

    これらのツールはあくまで簡易的な計算ですので、より詳細なシミュレーションがご入用の方はお電話やお問い合わせフォームにて直接ご相談ください。

    ウェブツールでは周波数500Hzのみ(特定の音の高さのみ)を考慮しておりますが、お問い合わせ頂ければ低周波から高周波まで考慮した数値計算も可能です。

    ※なお、計算結果は数式に基づく予測値であり、実際の測定値とは誤差が生じる可能性があることをご了承ください