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株式会社静科

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    大型送風機の騒音対策~3つの特徴が有効スペースの拡大と施工・維持コスト低減を実現

    こんにちは、製造部のIです。

    ワクチンの摂取ですが、ようやく少しづつ広まってきているように感じます。祖母が2回の摂取を終え一安心した事に加え、友人の間でも予約がとれたとの話をちらほら聞くようになりました。秋ごろまでには一般の方々にも普及するでしょうか。海外ではワクチンを打てば、全て解決かのように振る舞う人々が多いようですが、私としては「それでも油断は禁物」という考え方でいたいと思います。

    さて、本日は屋外に設置された「大型送風機」防音対策をご紹介したいと思います。

    低音の対策が難しい大型送風機の騒音

    今回ご相談頂いたのは化学メーカー様の工場屋外に設置する大型送風機の騒音対策のご依頼でした。ブロワー騒音は500Hz以下の低い音が主な騒音となるため、通常の防音材ですとかなりの厚みをもたせないと対策が難しいです。また、機械が大型ということで、騒音のレベルそのものも非常に大きく、通常の防音材で対策しようとするとかなりの重量が必要、という懸念点もあります。

    屋外の騒音源で敷地境界線まで距離があるため、ある程度は距離減衰により下がりますが、それだけでは低減値が圧倒的に足りず、防音材による何かしらの対策が必要な状況でした。

    薄型・軽量・耐候性のある吸音兼遮音パネル「一人静タイプL」

    そこで、低音域に効果を発揮する「一人静タイプL」を使用したパネルにて、機械の周囲をボックス型に囲う対策を行いました。

    従来の低音の防音に使用する吸音材(グラスウールやウレタンなど)ですと100~150mmの厚みをもたせることが求められましたが、一人静タイプLを使用することでその半分の70mmで同等以上の効果を収めることができます。これにより有効スペースが広くなり、設置条件に余裕が生まれます。

    重量に関して言えば、コンクリートや鉄製の遮音壁ですと1平米あたり20~50kgになりますが、一人静タイプLは16kgと非常に軽量です。重量が大きすぎると、少しの面積に設置するとしても人手と重機が必要になる場合があり、輸送コストなども加味すると更にトータルコストがかかります。

    また、屋外での騒音対策という点も忘れてはいけません。通常、グラスウールなどの吸音材は屋外で使用すると雨や風にさらされてすぐに性能が落ちてしまうので使い物になりませんが、一人静タイプLは吸音層がハニカム構造で守られているため耐候性が高く、屋外使用が可能です。定期的な入れ替え・メンテンスも必要とせず、維持コストを抑えることができます。

    このように「薄型・軽量・耐候性」の3つ特徴により、有効スペースの拡大、施工・維持トータルコストの低減が実現可能となります。

    実際の防音効果

    通常対策しづらい低音域の対策ということで、お客様の要望では5~10dBの低減を希望されておりましたが、実際は設置後は全体を通して90~100dBの音を10dB以上低減することができました。体感でもかなり下がったとのご意見を頂き、お客様に喜んで貰うことができました。

    もしご希望がありましたら、設置前と設置後の騒音を測定して比較する簡易的な対策報告書を作成することも可能です。お問い合わせフォームやお電話にて連絡頂く際にお気軽にご相談ください。