Loading...

株式会社静科

ARTICLE

記事詳細

    工場敷地内チラーの騒音対策~現場状況に合わせた4面体防音壁を作成

    みなさんこんにちは、製造部のYです。GWで遠出することが叶わなかったので、普段することがない手間のかかる料理に初めて挑戦してみました。下拵えの部分や煮込み料理、お菓子作りなどいつもは買うことで済ましたり、作ったことがないものでしたがいざやってみますと手間がかかっている分美味しくできるし、作りたての物は買って食べる時と違った味わいを感じることができたので週末の時はまた試して見ても良いかなと思えました。

    余談はここまでにして、今回は「屋外チラー用防音壁」をご紹介いたします。

    現場状況に合わせた柔軟な対応

    今回ご相談を頂いた内容は、工場敷地内にあるチラーの場所が近隣の住宅地に近いため、稼働音の防音対策を施したい、またISOの騒音規制値を守りたいということで、弊社にお問い合わせを頂きました。チラーは上部にファンが付いており、その部分から稼働音が響きます。本案件では、防音パネル「一人静タイプA」を用いて4面体の防音壁をご提案・製作させていただきました。

    騒音対策としては前面も壁で覆ってしまうのが良いのですが、排熱により熱がこもってしまい機械に支障をもたらす可能性があります。その為今回は、1面を開放することにより熱対策を行わせて頂きました。また防音パネル「一人静」は耐水性のある製品ですので、屋外での使用も問題ありません。

    製作にあたり本案件では、現場にお伺いして現場採寸と設置まで対応させて頂きました。事前の現場採寸により水抜き穴位置やパイプ位置、分電盤の確認を行いましたので、弊社工場でそれぞれの位置に合わせてパネルの切り欠き加工を行い、既存パイプの位置を変更させることなくパネルの設置を行う事ができました。

    水抜き穴部分切り欠き(上部から)
    水抜き穴部分切り欠き(正面から)
    パイプ部分切り欠き(上部から)

    本案件の防音壁の高さは約3mとなっています。高さがあると風の影響によりパネルが揺れますので、コンクリート基礎にアンカー打ちを行いパネルの固定を行うことにより風への対策を行いました。今回の防音壁は幅5.0mx奥行き2.0mx高さ3.0mのサイズとなっています。

    基礎コンクリートへL型アングルを用いて状態

    施工は3名で行わせて頂きましたが、2日で設置が完了致しました。パネルの重量が1枚約16kg程度となっておりますので、大人二人で持てば余裕で持つことができる重さとなっていますので重機を必要としません。

    製品全体図(斜めから)

    今回は屋外チラー用防音壁をご紹介させていただきました。弊社はどのような仕様にしようか迷っている場合にも、現場状況や騒音対象物に合わせたご提案をさせていただいて思っております。騒音対策のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。