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株式会社静科

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    工場敷地内のコンプレッサーの騒音対策@東京~防音壁を施工し暗騒音に近づけ解決

    こんにちは!ソリューション事業部の登川です!

    今回はコンプレッサーの騒音対策の事例をご紹介いたします。

    コンプレッサーの稼働音の騒音対策

    今回は東京都にある工場のお客様から騒音対策をしたいとお問合せをいただきました。コンプレッサーの稼働音の特性として、250㎐~500㎐の低い周波数が強く出る場合が多いです。グラスウールやウレタンなどは軽いため、低い周波を低減させることが難しく、屋外での対策の為、施工をしっかりと行わないと湿気で吸音できなくなってしまう場合もございます。

    音の周波数帯を確認するために騒音測定を行ったところ、騒音地は約70db。500㎐の周波数体が一番強くでていたので「一人静タイプA」を選定しました。

    防音壁を施工し騒音レベルを約13㏈低減

    防音壁での対策を行い、騒音値は約13㏈低減して約57dbになりました。暗騒音(機械が動いていない場合の周りの音)が約50dbなので、ほぼ暗騒音に近い音にすることができました。

    今回の防音壁は幅5m×高さ2m。設置時に防音壁に角度をつけて、半円のような防音壁にしました。月にメンテナンスが数回あるため、作業員の方が出入りしやすいように、防音壁には片開扉を1か所つけております。

    設置は既存の基礎にボルトで止めて、パネル同士の連結は板金で特注して作った角度付きの枠材を使用しました。

    通常は基礎にL字金具でアンカー固定ですが、今回の場合は礎の幅が狭く、アンカーで固定することができませんでした。また、設置場所が風の強い地域だったため、さらに、今回は防音壁に強度を持たせるために、壁に支柱をつけて防音壁の支えにしております。

    お客様のご要望に可能な限り答えます!

    弊社には様々な環境で防音工事をしたノウハウがございます。それと弊社の防音パネルの加工のしやすさによって、どのような現場でも防音工事のご提案が可能です。今回の防音壁のように、防音壁に角度をつけての設置や片開扉をつけたい等、弊社はお客様のご要望にできる限り答えさせていただきます。

    防音壁ではないのですが、今回の事例の他にも様々なご要望がございました。扉が急にしまって手が挟まれないように、一般的に使われている蝶番ではなく、連結部分にトルクが付いている「トルク蝶番」した事例もございます。

    トルクを六角レンチで締めることで、扉を閉めるときの抵抗を上げることができます。中を覗けるように、防音の窓ガラスやアクリル窓仕様も製作可能でございます。

    お客様のご相談内容は同じ騒音でも、環境・状況によって対策が異なります。弊社では現場確認を優先し、お客様の環境を優先した提案や気づきにくい提案を行いますので、お悩みの方は是非ご相談くださいませ。